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::: 04/09/30(木)   「パラリンピック閉幕」   【鹿の角】 :::

2004/09/30

連日スポーツの話題ばかりだが、ご勘弁願いたい。

ギリシャのアテネで開催されていたパラリンピックが、28日に閉幕した。今大会の日本のメダルは金が17個、銀15個、銅20の合計52個となり、史上最多を記録している。

しかしながら、筆者のイメージからすると、今回ほど話題にならなかったパラリンピックは過去に例がないのではなかろうか?実際、テレビ中継もそれほど積極的にはなかったように思う。スポーツニュースなどにおける、取り上げ方も小さかったように思うがいかがだろうか?

いずれにしても、その前に行われたオリンピックの熱狂をパラリンピックに持ち込めなかったことは大変に残念でならない。

とは言え、選手たちはわれわれの気持ちと裏腹に、よく頑張ってくれたと思う。

せめて、選手たちが帰国したときぐらいは、みんなで暖かく迎えてあげたいものだ。

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::: 04/09/29(水)   「四国に野球の新リーグ?」   【鹿の角】 :::

2004/09/29

先日、一部新聞で「四国に野球の新リーグ?」と題した記事が掲載された。

当欄では何度かレポートしているように、筆者は基本的に野球に関心がないため、正直暗い。なので、一読後も100%冗談だと思っていたのだが、その後の報道を見るとどうやらウソでもないらしい。

いま現在週刊少年チャンピオンで連載中の「ドカベン」で、四国初のプロ野球チーム『高知アイアンドッグス』を登場させた漫画家・水島新司さんもビックリのアイディアだ。まさに、「事実は小説よりも奇なり」−−。

また、正式に発表されていないが、チーム名もユニークなものになるとの話で、こちらも非常に興味深い。例えば、「香川讃岐ヌードルズ」などといった名前になったら楽しいだろう。

実際、野球のマスターズリーグでは九州に本拠地を置く「博多ドンタクズ」と言うチームがある。また、札幌には「札幌アンビシャス」も。ともに、如何にもそれらしいネーミングで筆者は大好きだ。

現在『楽天』と『ライブドア』という2社の新規参入問題ばかりがクローズアップされるなか、筆者は四国の野球情勢のほうがより気に掛かる。

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::: 04/09/28(火)   「ヤクルト古田選手が入閣?」   【鹿の角】 :::

2004/09/28

長らく携わるものならば、為替市場では様々な噂が台頭し、それを材料にマーケットが動意することも少なくないことは良くご存知だと思う。

実際に「動意」までは至らなかったが、昨日内閣改造が行われるなか、「官邸がヤクルトの古田捕手に民間枠での入閣を打診した」−−との噂が台頭していたようだ。

もちろん、これは冗談だった(本当の話だったのかな?)けれど、プロ野球選手会における一連の活躍を見て出た噂だったことは間違いない。

たしかに、そのぐらいの度量はあるとも思うし。下手な人物を入閣させるより、よほど良いとも思う。・・・とまぁ、ないものねだりをしても仕方がないのであるが。

しかし、本音ベースで言えば、古田捕手は小泉内閣なんぞに入閣しなくて良かっただろう。

閣僚ポストがなんだったのかは別にして、様々な意味でイメージダウンは避けられないからだ。

ちなみに、某全国紙の政治部記者によると、小泉首相を隠語で「テフロン加工のフライパン」と呼ぶそうな。そのココロは、「決して傷つかないから」−−。

つまり、周りの閣僚たちに責任を押し付けて、自分は知らぬ存ぜぬを通す。先日実施された選挙でも安倍幹事長がツメ腹を切ったが当人はノホホンと、なるほど、われわれ国民が見慣れた光景ではあるまいか。

そんなドロドロとした世界に、古田選手が入らなくて良かったと思うが、よくよく考えれば野球世界も意外にドロドロしているよなぁ、と思わなくもない。

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::: 04/09/27(月)   「亭主元気で留守がイイ」   【鹿の角】 :::

2004/09/27

幸か不幸か筆者は独身であり、【TOKI】も同じく独身だ。【馬車馬】を含め3人ともすでに30歳代後半だが、既婚者は【馬車馬】だけと言うことになる。

その【馬車馬】はなにかと言っては人に「はやく結婚しろ」とせっつき、まるでオフクロのように五月蝿いが(笑)、そんな【馬車馬】に一撃を加えられそうなネタを発見したので、今日はそれをご紹介しよう。

それはお読みになった方もいるだろうが、25日付け日経新聞の夕刊に掲載されていた『小学館』などの調査がそれだ。一部を要約すると次のようになる。

「主婦が身の回りの人間関係のなかで、ストレスを最も感じている相手は“夫”であることが小学館などの調査で判った。有効回答517人のうち、25.0%にあたる129人が“夫”にストレスを感じると回答した」−−。

この結果を見ると、ひと昔前コマーシャルで流行ったフレーズ、「亭主元気で留守がイイ」が現実のものであることが示されたとも言えそうだ。どうだい、【馬車馬】くん?(笑)

とまぁ、半分は冗談だけれど、たしかに結婚も良いところばかりじゃないからねぇ。焦らずジックリ、筆者はそのときを待つことにしよう・・・・・・。

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::: 04/09/24(金)   「匙かげんが難しいキャンペーン」   【鹿の角】 :::

2004/09/24

某証拠金会社の役員と話したのだが、「キャンペーン」と言うものはなかなかに難しいようだ。

これは、例えばある会社が「口座をお持ちのお客さま限定、○○氏の有料セミナーに無料でご招待」−−などといったキャンペーンを実施したとすると、セミナー参加のためだけに口座を開設し、それが終了後に即解約という人があるためだ。

また、別途「新規に口座を開設されたかたに商品券プレゼント」としたキャンペーンで、同様のことをされた会社もあると聞いた。

考えた個人投資家の方の頭が良いと言えばそれまでだし、筆者は別に業者寄りの立場にいるわけではないけれど、それでは業者が可哀相だ。

しかし、だからと言ってキャンペーンをまったく辞めるわけにもいかず、最近は対応に苦慮する先も少なくないという。

筆者が思うのには、期間限定で「売買手数料無料キャンペーン」を実施することが「防止策」としてもっとも有効だと思うが、常にそれをやれるわけでもないし、新味もなくなってしまうとの弁。なるほど、と思わなくもない。

なにか良い意見はないでしょうかね???

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::: 04/09/22(水)   「上手い文章とは?」   【鹿の角】 :::

2004/09/22

筆者は仕事がら新聞や雑誌もそれなりに読むし、ほかにモニター(通信社)情報やメールなどにも当然目を通す。

つまり、かなりの記事、文章を毎日見ているわけだが、筆者の考える「上手い文章」というものにはなかなかお目に掛からない。もちろん、ゼロではないのだが。

筆者のイメージする上手い文章を一言でいえば、「読ませる文章」であり、その究極の形はというと「内容などなくても良い」。と言うより、もっといえば「内容がなくとも読まされてしまう文章」が、ある種の理想と言えよう。もちろん、「内容があって、読ませる文章」がベストだが、そんなものは一年に何回も書けないし、1本も書けないときだってある。

それに対して、悪いのは、「内容はあるのだが読まされない文章」で、これは下手な文章の典型だろう。もっと悪いは、「内容はなく読みたくない文章」だが、まぁこれは論外と言うことで(笑)。

ともかく、言い過ぎを覚悟で指摘すれば、「読ませる」文章を書ける筆頭は朝日の記者で、とくに『AERA』なんて、その典型だと思っている。ハッキリいって、内容はほとんどないが何故か購入してしまう雑誌の最たるものだろう。

では、どうすれば上手い文章が書けるのか?これはなかなかに難しい質問だ。実を言えば、筆者も教えてもらいたいぐらい(笑)。

ただし、少なくとも昨日より今日は少しでも上手く書きたい、というような向上心が必要なのではなかろうか。実現は難しいが、そう思い日々精進している次第である。

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::: 04/09/21(火)   「悪徳顧客」   【鹿の角】 :::

2004/09/21

いきなりですが、ある方からのメールで「時事ネタも良いですけれども、最近は(当欄で)金融の話題が少な過ぎる」と指摘されてしまいました(苦笑)。

しかし、金融の話は基本的に「本業のレポート」になっているわけで、別に仕事をしていないとかってわけではないんですけどね。あとは、伏せ字などでも絶対に書けない話というのも少なくはないし・・・。

まぁ、でも頑張ります。

改めて書くまでもなく、為替証拠金会社に対する風当たりが強いようだ。

筆者が営業や取材に行っても、それを強く感じることが少なくない。

しかしながら、「悪徳業者」が存在する一方で、最近は「悪徳顧客」とも言うべき存在を指摘する業者が少なくない。正直なところ、筆者にもどういう人が「悪徳顧客」と呼ばれるのか良く判らないが、ともかくあまり素行のよろしくない方が一部にいらっしゃるのだろう。

ただひとつ言えることは、業界にとっても個人投資家にとっても、絶対的に好ましくはないことだ。実際、「悪徳顧客」防止のため、顧客の峻別に動き始めている会社もあるそうだ。つまり、業者サイドにしても単純に預かり金が増加したり、口座数が増えれば良い、という時代ではなくなりつつあると言えよう。

為替に限ったことではなく、株や商品などを含めて金融取引はだれでも手軽に出来ることが理想だと思うけれども、実情はむしろ逆。ある意味での「規制」は減るどころか増えている感も否めない。

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::: 04/09/17(金)   「結婚の条件」   【馬車馬】 :::

2004/09/17

いささか古い話題ですが、先日の『日経新聞』には「30代女性、結婚相手に望むこと」というトピックスが掲載されていました。

それによると、かつては「三高」と言われた“高身長”“高学歴”“高収入”から、今では一転して「三低」へと人気が移ってきているようです。

では、「三低」とはいったい何なのでしょうか?

幸か不幸か私は知らなかったのですが、前述した『日経新聞』によると、“低姿勢(女性に優しい・レディファースト)”“低リスク(安定した職業)”“低依存(相手を束縛しない)”−−ことだとか。

これらの達成が難しいことなのかどうかはよく判りませんが、ごく身近にいる独身者である【鹿の角】や【TOKI】を見ると、ほかはともかくとして、少なくとも“低リスク”という項目は失格でしょう。こんな「浮き草」の仕事をしているのですから(笑)。

とは言え、ふたりが前述した条件をたてに、「結婚出来ないんじゃなく、しないのだ」などと苦しい言い訳をしないことを祈ります。誰かいい人いないですかねぇ〜(笑)。

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::: 04/09/16(木)   「健康に気をつけよう」   【鹿の角】 :::

2004/09/16

お世話になっている、某社社長の具合が悪いらしい。

心配していたら、健康診断で「糖尿病」と診断されたとのこと。

実は、もう20年も前に亡くなったオヤジが糖尿病を患っていたので、筆者もその生活の一旦は経験しているのだが、その「禁欲ぶり」はかなりのものだった。カロリー制限があるので、食事の用意をするオフクロが大変だったこともよく覚えている。

某社社長にも、これから長い禁欲生活が待っているのかと思うと、大変だなと思わずにはいられない。美食家で、それも安くて美味しいものを探すことが上手かった人だけに、本当に残念でならない。

ところで筆者もこの春ごろまでは、ある会社に雇われていたことから会社で毎年健康診断を受けていた。が今年は、ちょうどそれが実施される時期に退職したため、健康診断を実施していないことに思い当たった。

筆者は毎年「高脂血症」の項目で必ず引っ掛かっており、毎度の再検査を言い渡されていた。そして知人のお医者さまからは、「それで尿酸値が高ければ“痛風”だよ。その予備軍なんだから気を付けてね」−−との有り難い“御宣託”を賜ったことも一度や二度ではない(苦笑)。

当たり前の話だが、「やっぱり今からでも受けたほうが良いか?」と考えてはいる一方で、「個人で受けると高いよなぁ〜」とカネの算段をするミミッチイもうひとりの自分がいてなかなか実施には踏み切れない。

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::: 04/09/15(水)   「死刑問題について」   【鹿の角】 :::

2004/09/15

いわゆる「池田小事件」。大阪の小学校に押し入り無差別に児童8人を刺殺し、死刑判決を受けていた宅間守死刑囚に対し、14日死刑が執行された。

こうした凶悪犯に対しての死刑判決は当然、との考え方は当然あろうが、筆者は実は「死刑廃止論者」。簡単に死刑にする判決には反対だ。

それは何故かを簡潔に言えば、「死刑を極刑だと思わない」から。もう少し判りやすく言えば、もっとツライ刑罰はあると思うし、「そんな簡単に殺してたまるか!」と思っているから。

実際、前述した宅間死刑囚の話でも、新聞報道によると「自殺願望があり」「早く死刑になりたいと思っていた」−−という。まったく、冗談ではないよ。死にたい人間を望みどおり死刑にするなんて。そんな希望を叶えてやることはない。

例えば、かつて帝銀事件というものがあり、そこで逮捕された平沢貞道氏は死刑判決が出たにもかかわらず執行されず、獄中で自然死するまで30年以上も生活させられた。筆者は平沢氏が無実、つまり免罪だったと思っているが、それはともかく、ある意味平沢氏は獄中で死刑よりもツライ生活を送ったのではないかと想像する。

では死刑を廃止して、どうしたら良いのか?

筆者が思うには、取り敢えず手始めに懲役刑をそれこそ無期限にすれば良い。例えば、懲役200年でも300年でも可能にすれば良いのだ。そうすれば、「無期懲役」の囚人が恩赦で出てくるようなことも考えられない。

その上で、ある種の強制労働と改悛をうながす教育を行う。

結論だけを平たく言えば、「獄中で自分のしたことを延々、死ぬまで懺悔・後悔しろ」と、つまりはそういうことだ。

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::: 04/09/14(火)   「通夜の席にて」   【鹿の角】 :::

2004/09/14

先日、筆者が前に所属していた会社の先輩のお父様がお亡くなりになった。

土曜日、そのお通夜に行ってきたのだが、そこでたまたま金融界の超大物Sさんとお会いすることが出来た。

もっと、「近寄りがたい」−−、平たく言えば「怖い」イメージを持っていたのだが、とても気さくな方で、筆者のような「ひよっこ」に対しても偉ぶることなく真摯に対応していただいた。

色々と参考になるお話をうかがうことが出来たのは幸運だったが、お酒が入っていたので覚えていることは僅かなのが残念(反省・・・)。とは言え、顧客の方には少しでも「レポート」という形で還元できればと思っている。お楽しみに。

ところで、Sさんに言われたことで、とても心に残ったことがひとつある。

それは、「相場に対して常に謙虚でいること」−−。

これは簡単そうで、意外に難しいことだろう。とくに、少しでも名が売れたりすると、傲慢になる人は少なくない。事実、筆者のスグ近くにも、そういった人は存在する(誰とは言えないけど)。

幸か不幸か筆者は無名に近く、またこれから名前が売れるかどうかも判らない。もう少し正確に言えば、実のところあまり有名になりたくはないのだが、それはともかくとして「初心を忘れず」、また「一期一会」の精神でやっていきたいと思う。

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::: 04/09/13(月)   「アニメは日本の文化」   【馬車馬】 :::

2004/09/13

どうもご無沙汰を致しております。

ご存知の方も多いと思いますが、第61回ベネチア国際映画祭が先日閉会しました。そこで、惜しくもグランプリである金獅子賞の獲得はなりませんでしたが、宮崎駿監督のアニメ「ハウルの動く城」はオゼッラ賞(技術貢献賞)を受賞しています。

宮崎監督は前作「千と千尋の神隠し」で、ベルリン国際映画祭最高賞の金熊賞、米アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞しており、その技術の高さを改めて世界に知らしめる格好となりました。

1960年代生まれである、【鹿の角】、【TOKI】や筆者らは、いわゆる「アニメ世代」といわれる年代です。実際、1970〜1980年と言えば、男の子向けでは「マジンガーZ」や「ゲッターロボ」など、女の子向けでは「魔法使いサリー」や「キャンディキャンディ」など、そのほか家族で楽しめるタイプの「あらぐまラスカル」や「母を訪ねて3千里」など−−、それこそ日本のアニメ文化が爛熟した時期でもありました。

しかしながら、ご承知のように日本において、アニメやマンガは「不当」と呼べるほど、低く扱われています。

余談ですが、先日【鹿の角】と飲んだ際、彼が怒りながら言っていた言葉がとても印象的でした。

【鹿の角】いわく、「ありえないことなどを称して、“マンガ的”とか“マンガチック”あるいは“まるでマンガのようだ”−−のように言う。とくに文化人と称される人がそうだ。マンガがいかに低く扱われ、馬鹿にされているのかをよく示す例だと思う」−−。

【鹿の角】の怒りはともかくとして、これでまた少しは日本のマンガ、アニメに対する見方、評価が上がってくれればなぁと個人的には思っています。

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::: 04/09/10(金)   「他人の評価A」   【鹿の角】 :::

2004/09/10

昨日の当欄で「他人の評価」について書いた。

そのことが筆者の頭の中に残っていたのかどうか判らないが、本日某社に行った際お会いした為替ディーラー氏と同じような話になった。ちなみに、氏は当雑記の読者だそうである。これで、ヘタなことは書けなくなった(笑)。

話がそれるようだが、以下でちょっと「頭の体操」的な質問を2つしてみたい。もちろん答えだけでなく、理由についてもお考えください。

・@「的中率6割の見通し」と「的中率3割の見通し」で、より参考になるのはどちらか

・Aある見通しのとおりに相場を張ったら、「4勝1敗の成績」だった。別の見通しのとおりに相場を張ったら、「1勝4敗の成績」だった。どちらの見通しが、より優秀か

@について言えば、これは後者。つまり「的中率3割の見通し」である。為替をはじめ金融の世界では「曲がり屋」という概念(平たく言えば「反面教師」か?)が存在する。それからすると、「的中率3割の見通し」の逆をやれば「的中率7割」になり、前者(的中率6割)よりも高い確率となる。

Aの答えは「どちらとも言えない」が正解。普通に考えれば、前者「4勝1敗の成績」なのだが、そうとばかりは言えない側面もある。

例えば100万円の資金で運用していたとして、次のようなケースがそれだ。

「短期トレンドを4回的中させて40万円の利益を上げた。長期トレンド予想を外した1回で50万円の損を出した」⇒ 90万円

「長期トレンドを1回的中させて50万円の利益を上げた。短期トレンド予想を外した4回で40万円の損を出した」⇒ 110万円

これでは、前者より後者の見通しが優れていたと言えるだろう。

こんな例を出してまでなにが言いたいのかと言うと、予想はそれだけ難しいってことを指摘したかった。また、「予想した通り」などと自己申告するレポートも、あまり意味がないように思う。やはり判断は投資家など、読み手に委ねるべきではなかろうか。

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::: 04/09/09(木)   「他人の評価」   【鹿の角】 :::

2004/09/09

「他人の評価」−−というものは、なんだかんだといっても気になるものだ。

もっとも、筆者のような仕事をしていると「当たった」のか、それとも「外したのか」のかは自分でも如実に判ることが少なくなく、あからさまな「慰め」と思しき声には逆に心苦しくなることもある。

しかしながら、前にも一度書いたように思うけれども、世の中には必要以上に「自画自賛」する人もいるんですねぇ〜。読んでいるコッチ(読者)のほうが思わず赤面するほどのレポートも結構多い。

よくあれだけ、「的中した」とか「予想した通り」とか書けるよなぁ〜。その一方で、「予想を外した」−−といった類のレポートはほとんど見ないのだが。みんな、都合の良いことしか覚えていないってこと(笑)?

筆者には絶対に書けない・・・。

そもそも論として、ちょっと疑問に思うのは、書いている本人は本当に「当たった」と思っているのだろうか?また、そのレポートを読んでいる人の多くが、本当に「当たっていた」と感じているのだろうか?

いや、別に良いんですけどね。会社それぞれにやり方っていうのがあるわけだから。

けれども、筆者のポリシーとしては出来るだけやりたくないし、またやりたいとも思わない。そして、外したときには素直に謝るっていうスタンスを弊社では取っていきたい。

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::: 04/09/08(水)   「サッカーの日本代表戦」   【鹿の角】 :::

2004/09/08

筆者はサッカーをやるのも見るのも、応援するもの好きだ。

一例を挙げると、テレビでリーガ・エスパニョーラなど各国のリーグ戦を定期的にみているほか、スタジアムでJ1、J2戦やサテライト(いわゆる2軍)戦、そのほかユースの試合や大学サッカーなどを見ることも少なくない。

そうしたように、年間30試合以上はスタジアムに足を運ぶ筆者だが、何故か「代表戦」はナマで観戦したことが僅か一度しかない(フル代表、それも日本代表に限る)。

その理由のひとつには、チケットが容易に取れないということがあるのだが、実を言うと、そもそも「代表戦」というものにさほど興味がない。そういえば、今日は日本代表の試合なんですねぇ〜。

当欄で何度かレポートしているが、筆者はJ1の鹿島アントラーズのサポーターだ。がしかし、仮にだが日本代表すべてが鹿島の選手で占められても日本代表戦を見に行く気にはならないと思う。そういう問題ではないのだ。

とは言え、自分で「何故なのか」を考えても答えは良く判らない。

ただ、少なくとも気持ちが「クラブチーム>代表」であることだけは間違いない。これは日本代表に限らない。例えば「フランス代表vsスペイン代表」よりも、「パリSGvsバルセロナ」のほうが見てみたい。

あぁ、でもフィーゴとルイ・コスタが大好きなので、ポルトガル代表の試合は見てみたいな。それも出来ればナマで、って無理な話だけど(笑)。

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::: 04/09/07(火)   「ヤフオク」   【鹿の角】 :::

2004/09/07

筆者は最近「ヤフオク(ヤフー・オークション)」にはまっている。出されている商品にもよるが、あの微妙なヤリトリが楽しく、本当に「はまっている」−−という状況が適切だろう。

経験者の方はお分かりだろうが、終了時間を深夜11時過ぎに設定しているものも少なくないため、連日寝不足気味。いかんなぁ〜、と思いながらついやってしまう(笑)。

ところで、そのヤフオクで最近驚くようなことがあった。

ご存知の方もいると思うが、『マンガジャパン』の出品した水島新司さん描く野球漫画「あぶさん」に登場できる権利があまりの高額のため、出品取り消しになったのだ。面白半分に入札に参加する人も少なくなかったけれども、最終的な入札額は3000万円近くに達したのだから驚きだ。

ちなみに、正直いえば筆者も参加を検討したのだが、その段階ですでに500万円を超えており、スグに諦めたのだがそこからさらに値上がりしたことになる。「彼女役希望」−−などとした、ある女性(だと思う)の入札がとても印象的だったのだが。

『マンガジャパン』による出品取り消しという判断が正しかったのかどうかは判らないけれども、残念であることは間違いない。

しかし、チャリティという側面があるなら、いくら高く入札されても良いように思わなくもないのだが・・・。

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::: 04/09/06(月)   「プロ野球について思うこと」   【鹿の角】 :::

2004/09/06

前に一度書いたことがあるが、スポーツ好きな筆者だが野球だけはあまり好まない。

そうそう。半ば余談だけれども、野球って世界的に見ても一風変わったスポーツだと思いませんか?だって、「競技中に参加している選手がプレーインにもかかわらず、どうどうと休める」ものって、野球とソフトボールの他にないのでは?そうでしょ。攻撃のとき、バッターボックスに立っていたり、塁に出ていない選手はベンチでゆっくり出来るもの。あれって、完全なプレーインですよね。

例えば、サッカーでもバスケでも卓球でも、一度試合が始まると出場している選手は休めない。もちろん、ハーフタイムとかゲーム全体が一時的に休憩となるケースはあるけれど。

それはともかく、野球はだいぶ問題がこじれてしまったと思う。

ファン離れはおそらく深刻なものになるだろうと、個人的には予想する。

ちなみに、問題のひとつである大阪近鉄とオリックスの合併だが、筆者の好きなサッカーでもかつて、横浜マリノスと横浜フリューゲルスが吸収合併し、大騒動となったことがある。

それにより、両チームのサポーターが減っただけでなく、他のチームのサポーターまでもなし崩し的に減ったという苦い経験を筆者は忘れていない。野球も、同様の轍を踏む可能性を否定出来ない。

P.S. これも余談ですが、筆者には10年来の疑問がある。知っている人は教えてください。

それは、巨人の正式名称について。正しいのは「読売巨人軍」?それとも「読売ジャイアンツ」?まさか、「巨人ジャイアンツ」じゃないよね(笑)。

「ジャイアンツ」って単なるアダナなのかな?サッカーの中田英寿選手を「ヒデ」、中山雅史選手を「ゴン」って呼ぶのと一緒なのだろうか。

でも、前述した最後の例でない限り、公式の報道などで「巨人」って書くのはヘンだと思うんだけど。だって、「阪神タイガース」は阪神、「ダイエーホークス」はダイエーでしょ。なら、巨人は読売の表記にしないと・・・。

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::: 04/09/03(金)   「期待はずれだった元財務官への取材」   【鹿の角】 :::

2004/09/03

先日のことだが、同業でもあるH氏が元財務官の某氏に取材に行くというので、「かばん持ち」よろしく同行させてもらった。

正直なところ、取材対象が元財務官であることに興味をそそられたのではない。かつて同じ釜の飯を食べたH氏が、いまはどういうスタイルで取材をしているのかが気になったので、同行を申し出たのだが非常に切れのある取材でとても驚かされた(遅れ馳せながら非常に勉強になりました。H氏、ありがとう)。

しかし、H氏の取材以上に驚いたのが元財務官について。実を言うと会ったのは初めてではなく、現役時代をはじめ、過去に数回面会しているのだが、今回はともかく驚かされた。

と言うのも、財務省やG7、APECなどに関する情報を驚くほど持っておらず、こちらが逆に質問攻めにあうほど。どちらが取材に行ったのか判らず、現役を退くと著名な財務官だった人でもこんなものかと正直失望してしまった。

言い過ぎを覚悟で指摘すれば、一介の「金融記者」に過ぎない筆者のほうがよほど内部情報に精通している。

ただし、それであっても証拠金会社や一般投資家の方などからは、元財務官のコメントに対するニーズは根強いものがある。実情を知らないためなのか、それとも元財務官と言うネームバリューがそう思わせているのか。

ともかく、あれではわざわざコメントをもらう必要について、あまり感じないのだが・・・。

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::: 04/09/02(木)   「米同時多発テロの後遺症」   【鹿の角】 :::

2004/09/02

「為替情報社」らしく、たまには少し専門的な話も書かなくては(笑)。

最近届いたある方のメールには「鹿の角さんって面白いですね。雑記を毎日楽しみにしています」−−などと、筆者のことを「ドランクドラゴン」や「インパルス」のような、お笑い芸人扱いしているものがあったが、本業は「金融記者」だと言うことをここで改めて声を大にして言っておこう(仙台のNさん、心にしっかりと留めておいてください)。

市況的な話になるが、1日のNY市場で一時ドル安・円高が進行した局面があった。

その原因が「テロ思惑」で、実際「ワシントンのオフィスビルで刺激性の化学物質がまかれた」などとするニュースがあったことも事実。最終的には「痴漢撃退用のスプレーを使ったイタズラ」であることが判明、為替も行って来いとなり一時的な値動きに留まった。

しかしながら、問題はそこではなく、2001年の米同時多発テロ以降、米国の人間は「テロ」に関して過敏な反応を見せると言うことだ。それだけ米国民の負った心の傷は深かったと言えるのかも知れない。

そう。ちょうど1995年に起こった阪神淡路大震災で、関西圏の方の多くが心に傷を負ったように。

その傷が癒えることは容易でないのだろうが、ともかく9月11日に向けてはそれまで以上にテロ思惑が浮上しやすい状況にあることは間違いない。

相場的な視点で言えば、前述したような「悪質なイタズラ」にも注意をしたい。

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::: 04/09/01(水)   「新聞で異なる“温度差”」   【鹿の角】 :::

2004/09/01

筆者は一日に新聞を10紙読む。朝毎読という主要全国紙をはじめ、日経に日経金融、産経のほか英字紙も数紙を取っている。ちなみに、スポーツ新聞の類はほとんど読まない。仮に贔屓のサッカーチーム、鹿島が勝ったとしても(笑)。

そう人に言うと、尊敬の目で見られることも少なくないのだが、別にエラクもなんともない。何故なら仕事上必要だから読んでいるだけのことだからだ。趣味で読んでいるとすればスゴイのだが・・・。

ところで、サラリーマンや主婦の方などはその種類は別にして、新聞を1紙しか読まない、多くて「自宅と会社で2紙」という方がほとんどだと思う。これは良い悪いの話ではなく、それが普通なのだろう。

いずれにしても、1紙あるいは2紙ではなかなか気が付かないが、筆者のように無駄に10紙も読んでいると、なかなか興味深い記事に出くわすことも少なくない。

ちなみに、前述した「興味深い記事」とは、同じニュースにも関わらず新聞によって切り口が違うため、「まったく正反対の論調」になっているもののこと。これは予想以上に多く、どちらが「より正しい」のか、判断に迷うほどだ。

一例を挙げると、北朝鮮に関する報道で朝日新聞と読売、産経新聞はすべてとまでは言わないが、かなり対照的な論調となることがまま見受けられる。

また、通常は新聞の下部に掲載される週刊誌の見出しも、ときたま興味をそそるときがある。これは例えば、ある新聞に関する悪口が見出しになっていたときなどで、最近で言えばなにかと物議を醸した巨人軍の前オーナーである渡辺恒雄氏に関するものなどが典型的だろう。

毎日や朝日などは「原文どおり(?)」の見出しだが、読売の場合には若干トーンダウンさせた見出しに改編されていることがある。手元に良いサンプルのないのが残念だが・・・。

ともあれ、そんなくだらないことに気を取られつつ、毎日シコシコと10紙に目を通す筆者なのであった・・・。

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