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::: 05/01/31(月)   「スキーは自粛中」   【鹿の角】 :::

2005/01/31

当コラムでたびたびレポートしていることだが、筆者はスキーをやっている。
ちなみに滑走日数はと言うと、クラブ行事やプライベートで年間に30日間を優に越える。そのため、12月から3月に掛けての土日はほとんどウチに居たことがない。

しかし、今シーズンは先におふくろが亡くなったこともあり、さすがにスキーは自粛している。自粛し始めたあたりから、山間部は大雪続きで、密かに歯噛みしているのだが(笑)。
ともかく、別に威張るほどのことではない。事情が事情だけに自粛は当然のことだろう。

ただし、ここで問題になるのが自粛を「解禁する」タイミングだ。
おふくろの四十九日を過ぎるころ再開−−と個人的に考えていたのだが、それを姉貴に言ったところ、「別に(おふくろが)入院しているわけでもないのだから、そんな先まで我慢しなくても良いんじゃない?」−−と切り返され、こちらが逆に驚いてしまった。

う〜ん、「行っちゃダメ」と言われれば行きたくもなるが、反対に「行ってもよい」とのお墨付きをもらうと行きたくなくなるものですね(笑)。
・・・というわけで、いつからスキーを解禁するのか、現在ちょっと悩んでいる。3月に入るとJリーグが始まるしなぁ〜。

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::: 05/01/28(金)   「テクニカル分析」   【鹿の角】 :::

2005/01/28

筆者の本業は「為替記者」であり、ディーラーや役所関係、政治家などを取材して原稿を書くことが基本となっている。

がしかし、書く原稿はそれだけでなく、エコノミストのようなファンダメンタルズ分析やあるいはチャーティストのようなテクニカル分析もお届けしている。とくに最近は対象を個人投資家の方に比重を掛けているためか、テクニカル分析の「ウケ」が良いようだ。

さて、そんななか、テクニカル分析についての質問も良くいただく。
内容はそれこそ千差万別なのだが、とくに多いのは次の2つだろうか。具体的には、「どのチャート分析の的中率が高いのか」と「どんなチャート分析を実際に使っているか」−−。

この場を借りて、前記2つの質問についてまとめてレスをしておきたい。
まずは前者の「どのチャート分析の的中率が高いのか」だが、これは正直良く判らない。と言うより、「帯に短しタスキに長し」で、それぞれ一長一短のあるというところが本当だろう。一例を挙げると、「エリオット波動」は短期予測に向かないが長期予測には適していると思うし、「平均足」は相場にある程度の動きのあるときは勝手が良いがナギ相場では確度が落ちる。
やや無責任な言い方になるかも知れないが、やはりそのときそのときで「より確からしい」チャートを自身で見つけ、それを使用するしかないのではと思う。

次に「どんなチャート分析を実際に使っているか」について。
筆者が毎日見ている、あるいは使用しているものは僅か3つしかない。ローソク足をベースにした「移動平均線」と「一目均衡表」、そして「RSI」だけだ。

なお、こちらについても失礼を承知で書けば、どうもシロウトの方ほど、難しいテクニカル分析を使いたがる傾向がある。それも正しい使い方をしてくれれば良いのだが、「3本新値足」ならぬ「10本新値足」とかね。それって、シグナルが出るころにはトレンドが転換していると思うんだけど。
ともかく、筆者は「テクニカルはシンプル・イズ・ベスト」を信条にしている。実際、懇意にしているどのチャーティストも、デイリーベースでそれほど複雑なものは使っていないし、種類もせいぜい3種類程度だ。

もっとも、自身のやり方で儲かっていると言う方は、例え複雑なテクニカル分析を使っていてもいままでの方法を見直す必要はないだろう。と言うより、むしろそれを継続した方が良いと思う。

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::: 05/01/27(木)   「50度の気温差」   【鹿の角】 :::

2005/01/27

昨日の夜7時、事務所でぼけっーとニュースを見ていたら、そのなかに表記のような報道がありビックリ。眠気がいっぺんに吹き飛んでしまった。
皆さんは、いったい何のことだか判るだろうか?

実はこれ、日本の北端である北海道と南端である沖縄で、同じ日に記録した「気温」を差し引いたものだ。
以下で少し詳しく説明すると、沖縄は20度程度のプラスだったが、北海道の一部では零下30度を記録したという。その気温差がおよそ50度。夏と冬とかじゃないですよ。1月26日という同じ日の出来事です。

しかしねぇ〜。筆者はスキーをやっているので、何度か零下10度以下を経験したことはあるけれど、それにしても零下30度って・・・・・・。いったいどんな寒さなんだろう?
寒さを表す表現(?)として、よく「バナナでくぎが打てる」「まつげが凍る」−−なんてことを言うけれど、まさにそんな寒さなんでしょうね。

ともかく、番組でも解説されていたが、ニュースを聞いてまず思ったのは「日本って、南北にかなり長いんだなぁ〜」ということだった。
もっとも、筆者の住んでいる埼玉県も、東京や神奈川と3度から5度ぐらい違いますけどね。事務所(東京)を出たときは雨だったのに、自宅(埼玉)に帰ってくると「みぞれ」や下手をすると「雪」ってことも少なくないですから。

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::: 05/01/26(水)   「難しいのは短い文章」   【鹿の角】 :::

2005/01/26

昨日も書いたけれど、筆者がお休みしているあいだ、【TOKI】と【馬車馬】が獅子奮迅の活躍をしてくれた。それには本当に感謝している。

が、しかし・・・。
今日になって改めて、当コラムをはじめとした原稿をチェックしたが、いやぁ〜読者の皆さまに対する申し訳ない気持ちでいっぱいになりましたよ。頑張ったのは良く判るけど・・・。もう少し、鍛える必要があるかもね。二人とも、覚悟しておくように(笑)。

ところで、その【馬車馬】は先日、当コラムで「【鹿の角】は毎日毎日良く書けるよなぁ・・・」−−などといったことを書いた。
実を言うと、「書く」という行為そのものが面倒臭いと思うことはままあるけれど、ネタに困るといった経験はほとんどない。そうした意味において、筆者は毎日楽しんで書いていると言えるかも知れない。

そうそう。話は若干逸れるが書いていて思い出したことをひとつ。
筆者は講演などで、「毎日良く書けますねぇ」と同時に、「長い文章を書くのは大変でしょう」−−といった労い(ねぎらい)の言葉(?)を頂戴することも少なくない。
けれども、これは大きな間違いで、長い文章を書くという行為は全然難しいことではない。むしろ、本当に難しいのは短い文章を書くことだ。

これを示す好例として、日本に古くから伝わる俳句や短歌を見ればよく判るのではないか。
例えば、俳句などは5・7・5、わずか17文字で意味が通じるだけでなく、心のこもった詩にしなければならないわけで、一つ一つの言葉・単語をそれこそ吟味する必要がある。そのため、作り手は推敲に推敲を重ねることも少なくない。
俳句や短歌まではいかなくとも、短い文章と言うのはみな同じような苦労がある。

それに対して長い文章は、多少饒舌であっても説明がくどくても、なんとなくは格好がついてしまう。悪く言えば、長さで内容を誤魔化すことも出来る。

・・・えっ、当コラムは長過ぎて饒舌?説明がクドイですか?そうですか・・・。
文章の長さで、内容のなさを誤魔化してきたことがついに判明しちゃいましたか。
しまったなぁ。今回のコラムで墓穴を掘りましたかね(笑)。

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::: 05/01/25(火)   「復活!」   【鹿の角】 :::

2005/01/25

どうもご無沙汰しています。【鹿の角】です。
一部の読者からは励ましのメールなどもいただき、大変に感謝しています。ご迷惑をお掛けしました。
留守中、頑張ってくれた【TOKI】と【馬車馬】にも感謝しています。ありがとう。

本日から仕事復帰しましたが、なにせ1週間のブランクがありまして、かなり「ナマっている」ので業界話などはもう少し見送らせてください。申し訳ありません。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
さて、ちょっと生臭いけれど、先日体験した「お葬式」についての話を以下で少し。

筆者は長男ということで喪主を務めてわけだが、初めての経験なので失敗&緊張の連続だった(もっとも、そんなに何度も経験したくはないけれど・・・笑)。
そんななか、失礼な言い方になるかも知れないが改めて思ったのは、「ある程度のお金がないと葬式も出来ない」と言うことだ。

何故なら、具体的に幾らとは言わないし、実際のところまだそこまでの計算が出来ていないのだが、それでも100万円では到底足りなかったことに間違いはない。筆者は姉貴夫妻と相談して、出費を出来るだけ抑えるべくかなり質素に行なったつもりだったが。
もちろん、亡くなった方の遺体を火葬するだけなら、区や市町村から補助も出るし、そんなにお金は掛からない。精々が10万円かそこらだろう。

しかし、普通はそれだけで済まない。戒名ひとつ付けてもらうだけで、ウン十万円が必要なのだから。
もしかしたら、以前に『トリビアの泉』で放映された「戒名を作成するPCソフト」で付けられたかも知れないものに、なんでそんなに大金が必要なのかって思いますが(笑)。

筆者はお金もないことだし、自分の戒名は生前に自分で付けておこうかな(笑)。そうすれば、幾らかは安くあがるかもしれないし。

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::: 05/01/24(月)   「残業と早出」   【馬車馬】 :::

2005/01/24

前々から思っていた素朴な疑問をひとつ。

わたしは仕事が技術の専門職ということもあり、いったん実験などが始まると昼夜ヒマなしです。クルマ通勤していることもあり、真夜中の帰宅なども少なくありません。娘がまだ小さいので、本音を言えばもっと早い帰宅したいのですが(笑)。

しかし、そんなふうにいわゆる「残業(深夜)」についての話を良く聞きますが、不思議なことに「早出」となると話を聞くことがあまりありません。いったい何故なのでしょう?
例えば、朝の9時から残業して夜の9時まで勤務と、朝の7時から夜の7時まで勤務−−ならば労働時間は同じだと思うのですが。

どうしてこんな話をしたのかと言うと、労働時間を勤務後ではなく勤務時間前にスライドさせることで、経費の削減になると考えるからです。
具体的には、深夜タクシーを利用することなく通常の電車で帰宅できる機会が多くなると思います。それにより、悪く言えば「ムダ」が省かれ、経費はだいぶ削減されるのではないでしょうか?

幸か不幸かわたしはマイカー通勤ですし、【鹿の角】のような経営者でもありません。
なので、そんなに目くじらを立てて力説することでもないでしょう。が、どうも中央省庁などでその手の話を聞くたびに「税金を無駄遣いしているなぁ〜」と思うことがたびたびだったので、ネタに詰まっていることもあり(笑)、今回は問題提起させていただきました。

余談ですが、それにしても【鹿の角】は毎日毎日、こんなコラムを良く書けますね。わたしなんて数日頼まれただけで音を上げているのに・・・(笑)。

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::: 05/01/21(金)   「為替はティーセレモニー」   【馬車馬】 :::

2005/01/22

わたしは【鹿の角】のような金融為替記者の経験もありませんし、ましてや【TOKI】のような為替ディーラーの出身でもありません。【鹿の角】の紹介で、ある有名なチャーティストの方にテクニカル分析の基礎について教えを乞うたことはありますが、経験と言えばそれだけです。

そんな私が為替取引について抱いているイメージは、ともかく「難しい」ということでしょうか。と言っても、あまりネガティブに考えているわけではなく、だから面白いとも思っていますが。

【鹿の角】がわたしや【TOKI】などと話をするときに、「為替は差し詰め“ティーセレモニー”だ」−−ということをよく言います。ちなみに、これはかつての彼の先輩記者が口癖のように言っていた言葉のようです。
わたしがそれを完全に咀嚼できたかどうかは判りませんが、言わんとしていることは恐らく、「ひとつの材料、要因だけではなく色々な材料などで相場が変動する」ということなのでしょう。

確かに、猫の目とまではいきませんが、その時々によって相場の変動要因が大きく異なります。あるときまでは「金利差」であったものが、それが「ファンダメンタルズ」へ移行、そして「地政学リスク」や「需給要因」あるいは「政治要因」などへと目まぐるしく変わることも少なくありません。
わたしもそれほど多くのマーケットでの取引経験があるわけではありませんが、これほど多種多様の要因が材料視される市場と言うのも珍しいのではないでしょうか?

ですから、他人事のように言えば、【鹿の角】のような仕事は本当に大変だと思います。ウォッチしなければならないものは多岐に渡るのでしょうから。

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::: 05/01/20(木)   「証拠金会社を選ぶ基準」   【馬車馬】 :::

2005/01/20

【鹿の角】が書かないと「業界話」あるいは「専門的な話」がひとつもないと非難されそうなので(笑)、今回はわたしが証拠金会社に対して思っていることを以下でひとつ。

わたしは会社勤めをする傍ら、為替の証拠金取引を行っています。当コーナーをお読みいただいている読者のなかにも、実際に取引をやっているという方は少なくないのでしょう。
わたしがどこの会社で行なっているかは取り敢えずおいておくとして、皆さんがその会社を取引対象として選ばれたのは何故ですか?「手数料が安い」から?それとも「通貨ペアの種類が豊富」だから?「スプレッドが狭い」から?−−

色々な理由が考えられますけれども、わたしは「信用」で選びました。
一口に「信用」と言っても内容は多岐に渡るし、ちょっと漠然とした言い回しになりますが、わたしは「会社の信用」を主にバックアップ体制などを含む「取引システム」と「社員の質」で選んだつもりです。

ちなみに「社員の質」に関連した話をすると、実際の取引は100%ネットですが、だからといって電話でのやり取りが皆無ではありません。そのとき、応対に出られた方にはやはり為替を多少なりとも知っていて欲しいと思い、【鹿の角】に相談したところ、彼の古くからの知人である元為替ディーラーが在籍している会社を紹介されました。
正直言って、手数料などは他社よりも若干高めかも知れません。が、トータルとして個人的には大変に満足してやっています。皆さんはどうですか?

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::: 05/01/19(水)   「白衣の天使」   【馬車馬】 :::

2005/01/19

ご母堂が入院していた関係で、【鹿の角】から看護婦さん(正式には看護師ですが、この言い方はどうも好きになれないので旧名を使わせてください)の話を色々と聞きましたが、いわゆる「白衣の天使」という言い方は言いえて妙だと思います。

ちなみに、この「白衣の天使」はナイチンゲールが「クリミア(地名)の天使」と呼ばれていたことに由来するとか。ご存知の方も多かったと思いますが、ちょっと「トリビア」風のネタを混ぜさせていただきました(笑)。

さて、わたしも過去に一度だけ入院したことがありますが、そのときにも看護婦さんには大変お世話になりました。
盲腸の手術というかなり軽いものとは言え、一時はシモの世話もしてもらったりもしましたし。

「汚い・キツイ・危険」のいわゆる3Kだけではなく、別途「給料が安い・結婚できない」などを併せて5Kとか8Kとか言われる本当に大変な仕事です。最近はなり手が少なく、それがさらにキツサに拍車を掛けているという話も聞きました。
これからドンドンと高齢化社会が進むわけだし、もう少しなんとかしないと駄目だなぁと思いつつも、娘が将来「看護婦になりたい!」と言ったら正直なところ反対しそうだなとも思います。
よく言う「総論賛成・各論反対」−−。ホントに人間って勝手ですね(笑)。

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::: 05/01/18(火)   「個人商店の限界」   【馬車馬】 :::

2005/01/18

たいへんに御無沙汰しております、【馬車馬】でございます。
弊社代表である【鹿の角】に代わり、しばらく当雑記を書くつもりでおりますので宜しくお願い申し上げます。

フロントページやスタッフ欄にも出ているように、弊社は3人の人員しかおりません。しかも正式に言えばわたしは別の会社に勤める傍らですから、実情としては「個人商店」に近いものがあると言ってよいでしょう。

色々な意味、とくに情報発信面では【鹿の角】に「おんぶに抱っこ」していますので、今回のようなことがあると本当に大変です。
・・・と皆様に愚痴っても仕方がないのですけれども(苦笑)。

ともかく、今週一杯ぐらいは残った2人が粉骨砕身頑張るつもりです。多少の不手際があるかも知れませんが、そこは大目に見ていただければ助かります。
正直、私の当原稿なども【鹿の角】が「検閲」しないので、内容もさることながら誤字脱字がないかととても不安です・・・。

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::: 05/01/17(月)   「合掌」   【鹿の角】 :::

2005/01/17

私的な話で恐縮だが、実は昨日筆者のおふくろが亡くなった。

昨年末から体調を崩して入院していたのだけれど、合併症を患い、結局そのまま逝った。緩和措置で痛みとか辛さ、といったものがほとんどなかったと思われることが唯一の救いだっただろうか。
仕事がそれなりに忙しく、あまり病院に行くことも出来なかったけれど、最後は看取れて個人的にも取り敢えず満足している。

しかし、おふくろ件を考えると、人の命はとても脆いものだなぁと思わずにはいられない。皆さまもどうぞ体だけはご自愛ください。
今回は短いですが、これにて・・・。

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::: 05/01/14(金)   「難しい社名の変更」   【鹿の角】 :::

2005/01/14

筆者はいわゆる「為替証拠金会社」との付き合いが多いわけだが、その結果として商品先物会社についても知人が多くなってきた。両者がイコールとなっている先(つまり証拠金取引を実施している商品会社)も少なくないからだ。

そうしたなか、商品系を中心に気が付くと、ここ2〜3年のあいだに社名を変更した先が意外に少なくない。
例えば、現行の「楽天証券」は昨年夏まで「DLJディレクトSFG証券」、また同年10月から「太陽ゼネラル」は「トリフォ株式会社」へと社名を変更した。

実例を出して申し訳ないけれども、「楽天証券」は旧社名よりも判り易く、また「楽天」というネーミングそのものが一般的に広く認知されているため、筆者の混乱もない。
しかし、失礼ながら「トリフォ株式会社」はどうにも慣れない。旧社名である「太陽ゼネラル」の方がいまだ頭に残っている。

実は、これと同様のことが一部金融機関についてもある。具体的にはフランス系の大手である「カリヨン銀行」だ。

・・・と、書いたところで思い出したが、同行に在籍している筆者の知人いわく、そうした向きは決して筆者だけでないらしい。営業に行っても、「カリヨン銀行?聞いたことがないのですが、それってどこの国の銀行ですか?」−−などと言われることがままあると言う。

本当であれば、「インドスエズ」「クレディ・アグリコール」「クレディ・リヨネ」など錚々たる銀行がひとつになったビッグバンクなのだから、もっと認知されていても良いだろう。
筆者のような「シロウト」からすると、フランス系の銀行なのだから「パリ」だとか「セーヌ」だとか、ベタベタのそれらしい語句を社名に入れたほうが判り易いと思うのだけど、ね。もう遅いけどさ。

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::: 05/01/13(木)   「言葉の壁」   【鹿の角】 :::

2005/01/13

「日本で報じられたものが英訳されると、ニュアンスのやや異なったものになる(あるいはその逆)」−−と言うことは決して少なくない。

正確には「訳」ではないけれど、筆者には上記に類することでとても印象に残っているものがある。それは、いまから20年程度も前だろうか、ダスティン・ホフマンが主演し一世を風靡した名作映画「クレーマー、クレーマー」だ。
映画を見た人もいると思うのでクドグトとした説明は省くけれども、筆者はタイトルである「クレーマー、クレーマー」と映画の内容にどうにも強い違和感を受けたものだった。
と言うことで、それについて当時ちょっと調べてみたのだが、すると原題は「Kramer vs. Kramer」で、「それなら納得!整合性がピッタリ!」と感じたことはいまだに忘れていない。原題にある「vs.」がとても重要なのに、それをアッサリと省いてしまったところに呆れてしまったことも。
いずれにしても、謎が解けた瞬間は「目からウロコ」がボロボロと音を立てて落ちましたからね(笑)。
(判らない人は「クレーマー、クレーマー」のDVDでも是非見てください。名作です)

ともかく、こうしたことは違う言語を有して国同士では、ある程度仕方ないのかも知れない。
しかし、金融マーケットとなるとちょっと話は別だろう。とくに為替市場のようなグローバルに、それも24時間動いているマーケット参加者からするとそれだけで大きな波乱要因となることもまま起こる。

つい最近でも、次のようなことがあった。覚えている方も多いだろう。イッシングECB理事が「米経常赤字が持続可能とは誰も信じず。不均衡是正のカギはアジアが握る」−−などと述べたとされ、為替相場の波乱要因となった(今月11日)。
ちなみに、ここで指摘された「アジア」とは中国を指すとの見方が一般的だ。

けれども、これも原文を良く見ると、実は「アジア」で載っていない。ではなんと言っているのかと言うと「Far East」。それからすると、「アジア」と言うより「極東」ぐらいの訳が正しいのではなかろうか。
語った本人、つまりイッシング理事しか正確なことは判らないけれども、筆者は発言に日本も含まれるのではないかと思う。となると、また相場に対するイメージが変化するようにも思うのだが、いかがだろうか?

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::: 05/01/12(水)   「ウイルスメール」   【鹿の角】 :::

2005/01/12

当ホームページをご覧になった方から色々とメールをいただくことが、ここのところ急に多くなってきた。
前にも一度書いたように、内容は例え批判的なものであっても、それはそれでありがたい。論理的に「なるほど」と思うものについては出来るだけ直し、ご希望に近づけられるようにもしたい、と思っている。

しかしながら、どうにも困るのは「ウイルスメール」と言うヤツだ。これも最近、急速に増えてきた。本日だけで15通ぐらいあっただろうか。

余談ながら、気付いている方も多いだろうけれど、当HPでは執筆者個人に向けたものだけでなく、会社宛のメールアドレスもとくに明記していない(正確には「コラムのシカ君・ウマ君」や「マーケット」のPDFファイルの一部に記載されているが)。これは、「ウイルスメール」の多発を嫌った筆者が、HPの作成者にそう頼んだからだ。
皆さんも、必要ならフロントページ上部の「Contact(お問い合わせ)」から是非ともメールをお送りされたい。個人に向けたものでも、「【TOKI】さんへ質問です」とか「【鹿の角】さん大好きです」−−などと書いていただければ(笑)、担当者に確実に転送しますので安心して欲しい。

話は逸れたが、「ウイルスメール」の多さから考えて、筆者の思っている以上に世の中にはウイルスチェックのソフトを使用していない方が多いのだろう。けれども、インターネットをやる以上は最低限のマナーであると思う。

なお、本当に怖いのは、「ウイルスメールが届くこと」ではなく、「ウイルスメールに混じり大事なメールが埋没すること」、あるいは「間違って大事なメールを削除してしまうこと」か。
弊社宛(個人宛含む)にメールを送り、1週間経ってもレスがない方はお手数ですがメールを再送してください。よろしくお願い致します(ぺこりん)。

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::: 05/01/11(火)   「バイロン・ウィーン氏の10サプライズ」   【鹿の角】 :::

2005/01/11

モルガンスタンレーの著名ストラテジストであるバイロン・ウィーン氏が年始の恒例である、「10のサプライズ」を発表した。

ご存知の方も多いと思うため逐一の報告は見送るが、そのなかには例えば「米10年債利回りが今年下期に6%へ上昇」、「日本が再び景気後退に直面する」などといった内容を見ることが出来る。また、為替については「ユーロ/ドルは1.50ドル、ドル/円は85円に達する」と予想していた。

年明け早々と言うこともあり、予想が的中するかどうかなどというヤボなことは言わないでおく。
ただし、敢えて2つだけ指摘させてもらえば「今年の予想は個人的にあまりピンとこない」と言うことと、「全体的に悲観が強い、とくに米国については悲観的に捉えているなぁ」との感想を持ったことか。

しかし、それにしても毎年毎年、よく考えますね。
筆者も、そのバイタリティだけは見習わなくちゃ(と言いつつなにもしない・・・笑)。

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::: 05/01/07(金)   「変動外貨預金?」   【鹿の角】 :::

2005/01/07

年明けから3回連続で為替や証拠金取引とまったく関係のない話ばかりだったので、今回は久しぶりに「業界話」を。
そうでないと、当ホームページが金融関係だと忘れられてしまう可能性が高いので(笑)。

昨年末から今年の年初に掛けて営業先などで聞いた、驚くような話を以下で2つご紹介したい。腰砕けになった、この気持ちを自分だけでなく、みんなに分けて挙げてあげたいと思うから(笑)。

@ある独立系のお偉いさんとの会話にて

証拠金の預かり残高で上位に位置する某社は、証拠金取引について金利を前面に打ち出した営業を実施していると言う。つまりは、「外貨預金的感覚」と言ってよいのかも知れない。しかしながら、為替相場は周知のようにドル安・円高気味の展開で、顧客の被る為替差損がかなり膨らみつつある。
そのため、新規の顧客獲得手段として、営業トークを若干変更し、証拠金取引は「変動制外貨預金みたいなもの」−−と説明しているようだ。
筆者自身はそのトークを実際に聞いたことはないのだが、本当だとすれば問題はないのか?元本さえ保証されないということを判り易く説明したいのだろうと思うが(良く捉えすぎ?)、将来に禍根を残すことになりかねないと思う。

Aある商品先物系の外務員との雑談にて

その外務員いわく、「為替の成り行き取引はどうやるのですか?」−−。
一瞬、筆者は目が点になりました。
ちなみに、その会社は大手じゃないけど、中堅どころで為替もマアマアやっている会社なんですけどね。例の規制を受けても残りそうな会社だし。
しかし、レベルが低いと言うか、なんと言うか・・・。そんな外務員に大事な資産を預けたくないと思うの、決して筆者だけではないでしょう(苦笑)。

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::: 05/01/06(木)   「大量のニセ札」   【鹿の角】 :::

2005/01/06

ここ最近、新聞やニュースあるいはワイドショーで目立つものと言えば「ニセ札」の話だろう。
ご存知の方が多いとは思うが、ごくごく簡単に説明すれば、この年末年始に全国各地の神社や仏閣などで旧一万円札のニセ札が実に500枚以上も見つかった、という事件だ。

使用された場所が東北から関東、九州など広範囲にわたっているため、組織的な犯行と言われているが筆者は思わず首を傾げてしまった。
それは、「組織的な犯行」との見方が間違っていると考えているわけではなく、犯人たちは何故そんなことをしたのか、理由が良く判らないからだ。

・・・と書くと、当然「お金が欲しかったからに決まっているだろう」−−などと言った声が出てこよう。
しかし、論理的に良く考えて欲しい。

ニセ札を作るのに、どの程度の「投資」が必要なのかは判らない。けれども、カラーコピー機なりの器材を購入する必要が先ずあるのだろう。まさか、コンビニなどでコピーをしているとは思われない。作成までにそれなりの資金が必要だと考える。
前述したように、それを数人あるいは十数人が全国各地で使かったが、金額は僅かに500万円強。そして、テレビなどであれだけ大々的に報道されては、この先なかなかに使いづらくなる。
それで果たして本当にコストパフォーマンスが合うのだろうか?どう考えても、使用した金額よりも投資した額の方が大きいように思う。
ちょっと不謹慎な言い方かもしれないけれども、「500万円の利益」では精々一人分の人件費(年収)程度だと思うのだが・・・。

犯罪の多くは割に合わないが、中でもニセ札作りはその筆頭だろう。もっとも、高校生などが小遣い欲しさで個人的に作ったケースは、ちょっと異なるが。
筆者の疑問について、明確な回答が得られる方、是非ご教授ください(笑)。

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::: 05/01/05(水)   「大雪にて」   【鹿の角】 :::

2005/01/05

いささか旧聞になるが、昨年の大晦日はかなりの大雪が降った。

その日の筆者は、半分仕事・半分私用で早朝から事務所までたまたまクルマで来ていたのだが、都内であれほどの大雪を見たのは何年ぶりのことだったろう。筆者の住んでいる田舎の埼玉県なら別にして(笑)。細い裏道などだけでなく、国道などにも雪が積もるのは思わなかった。

しかし、あれだけの大雪だったにもかかわらず、クルマで出掛ける人が多いのには驚いた。それも、ほとんどがノーマルタイヤで走っているのだ。
筆者は冬場にスキーをやることもあり、毎年11月末にスタッドレスへとタイヤを履きかえる(ちなみに、その上でチェーンも常に携帯しています)。そのため、雪が降ってもたいして影響はないが、あの雪でノーマルタイヤの走行はハッキリいって自殺行為だと思う。

関東圏が大雪とは言っても、雪国のそれとは比べものにならないことはよく判っている。とくに今年は暖冬と言うこともあり、多くの人が雪について甘く見ていたのではなかろうか。
実際、当日は大雪による事故が多発。また事故までには至らなくとも、ちょっとした坂道を上れずに立ち往生しているクルマなども少なくなく、筆者が所用を済ませ、自宅まで帰ろうとしたのだが、東京駅近辺から実に5時間も掛かった。これは通常の約4倍だ。

おかげで「レコ大」は見られず(自宅に居ても見ませんが・・・笑)、多大な迷惑を被った。途中お腹は空くわ、咽は乾くわ、トイレには行きたくなるわ・・・。
ともかく、都心は雪に弱いのだなということを改めて知らしめされた出来事だった。

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::: 05/01/04(火)   「福袋、狂想曲」   【鹿の角】 :::

2005/01/04

スタッフ一同、昨年以上に努力し情報を提供する所存です。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

ところで、筆者が正月にテレビを見ていて驚いたことがあった。
それはデパートや家電量販店などにおける「福袋」の異常人気だ。

「福袋」目当てに行列が出来た、などというのは決して珍しくなかったようで、筆者が見た中にはワザワザ地方から東京まで始発で出掛けた、などという方もいらした。正月からスゴイパワーだな、と思わずにはいられない。

通常「福袋」には、販売価格の数倍の内容物が詰め込まれているわけで、それからすると確かにオトクではある。とくに最近は、中身がどんなものか判っている「福袋」が多く、ハズレが少ないことも人気のひとつではあるのだろう。

とは言え、筆者のようなまったく興味のない人間からすると、「並んでまで、他人と争ってまで購入するかなぁ〜」と思ってしまう。それも、5千円や1万円程度のものが完売しただけでなく、ブランド品の入った10万円以上のものまで十数分で完売した、などと聞くと「日本の景気ってホントに悪いの?」−−と一抹の不思議さも感じる。

まぁ、新年早々グチリたくはないので、この話題もここまでにしておこうか(笑)。

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