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::: 05/03/30(水)   「春休みと宿題」   【鹿の角】 :::

2005/03/30

当欄に何度も登場している筆者の姪は、この4月から高校生になる。
そうか、いま初めて気が付いたけど、いわゆる「女子高生」なんだね(苦笑)。う〜ん、いつもパンツルックのキミのスカート姿は、いまひとつ想像が出来ないのだけれど。

それはともかく、卒業式から入学式まで1ヶ月近い春休み、さぞや遊び呆けているだろうと思いきや、どうやらそうでもないらしい。
何故なら、4月に入学する高校から早々と宿題が出されているらしく、それもかなりの分量になるようだ。また、筆者の姉いわく「入学式の翌日には早速初めてのテストが行なわれる予定」−−だと言う。

姪はそんなスゴイ進学校に入学したのか、とビックリした筆者だったが、姉に言わせると「普通レベルの高校だけど、どこの高校に行ってもいまはそんなものだよ」とか。決して珍しいことではないらしい。
おりしも、ウェブサイト『外為研究室』の「びび更新」で本日、室長が「春休みと言うのは宿題がないことで(中略)嬉しかったものです」−−と書いていたが、確かに我々の学生時代はそうでした。
ふーむ、時代は変わったものですなぁ・・・。

せっかく今年は雪がたくさんあるので、この週末にはスキーにでも連れてってやろうと思ったのに。そんな状況じゃ無理かなぁ。
仕方ないから、4月から小6になるその弟、甥っ子と2人で寂しくスキーに行くとするか。

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::: 05/03/29(火)   「振り込め詐欺と漫才」   【鹿の角】 :::

2005/03/29

『東京都消費生活総合センター』は、都内の大学落語研究会などによる「出前寄席」を通じて、悪徳商法の実態や問題点その対応策を都民に判り易く伝えることにした−−と発表した。
その第一弾として、今月30日にさっそく落語・漫才の新作をJR飯田橋駅前の「セントラルプラザ」で披露する予定(午後2時から)だと言う。

筆者の手元に、その案内がたまたまあるのだが、演目には明治大学落語研究会による「漫才・振り込め詐欺にはコリゴリさ!」など4大学の落研が参加していることが明示されている。
しかし、面白いことを考えたものだなぁ。筆者も時間があれば見に行きたいところだが、如何せんその時間帯にはアポイントが入っているのであった。残念・・・。

筆者の記憶に間違いがなければ、どこぞの警察では有志による寸劇で「振り込め詐欺」への注意を促している先もあるそうで、どちらもなるほどナイス・アイディアだ。
こうしたものは、判り易くまたとっつき易くすることが、啓蒙する上でとても大事なことだと思う。

翻ってみて、為替証拠金取引業界にも詐欺まがいの悪徳業者が存在していることは周知のことだろう。
相場見通しなどの講演ではなく、「悪徳証拠金会社対策」の寸劇や落語などをどこかの会社でもやらないものか。本音をいえば、「投資家の保護をはかる」とか大層な文句を掲げている為替証拠金関係の協会にでも、是非やって欲しいところなんですけどね。

「もし仮に」だけど、どこかの会社で実施するつもりなら、筆者などはいの一番に協力をさせていただきますが。

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::: 05/03/28(月)   「職業病」   【鹿の角】 :::

2005/03/28

今日の為替市場は薄商いのなか大荒れ・・・。しかし、当欄はまったく関係のない話を少しばかり(笑)。

「職業病」−−と呼ばれるものは、それぞれの仕事で様々あると思う。

たとえば、筆者の知人の女性で「タイムキーパー」をやっている人がいるのだが、時計って「60進法」ですよね。だから、彼女は仕事柄60進法で考えるクセが抜けず、日常生活でもとても困っているそうだ。900円の買い物をしたのに1500円お金を出してしまう、とかね。よくあるらしい。

そんな「職業病」について、筆者を含めた為替関係者ではないのかな、と考えたら幾つか思い当たるものがあった。
うち3つほど以下で記述してみたい。

@;これは著名テクニカル・アナリストである林康史さんの著書にも載っているものだが、「100万円は大金だが100万ドルはハシタ金だと思ってしまう」−−。
これに頷いてしまったアナタには為替ディーラーの素養があります(笑)。100万ドルのことを業界では1本といいますが、1本の注文なんて為替ディーラーにとってはゴミみたいなものでしょう。確かに、一日で1兆ドルも動く世界ですからね、為替ってヤツは。

A;「日本の失業率が幾つか知らないが、米国の失業率ならスグに言える」−−なんていうのはどうでしょうね。同様に「日銀総裁の名前は思い出せないけれど、FRB議長の名前を忘れることはない」−−とか(笑)。
ともかく、為替相場は日本より米国ファクターで動くことが多々ありますからねぇ〜。

B;「歌手のBoAがデビューしたとき、思わず歌手の“アメリカ銀行”ってなに?、と言ってしまった」−−。あぁスイマセン。これは筆者の実体験でしたね(笑)。姪っ子に大馬鹿にされましたっけ。

・・・・・・まあ、上記は飽くまでシャレですから、笑ってご勘弁ください。でも、これって考えると結構楽しいですよね。面白いのが浮かんだら、是非とも筆者に教えてください。

*注;「アメリカ銀行=Bank of America」、米国の大手銀行で日本では通称として「バンカメ」などとも言う。

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::: 05/03/25(金)   「在宅勤務」   【鹿の角】 :::

2005/03/25

最近の筆者は事務所へと出社せず自宅にての勤務、いわゆる在宅勤務を行うこともときたまある。
これはもちろん取材アポイントなどの入っていないことが大前提。埼玉の田舎から東京の事務所まで、はるばる通う時間がもったいないときなど在宅勤務をするわけだ。

横着をしているなぁ、と思わなくもないけれど、在宅勤務だと確かに時間はかなり有効に使える。ただ、逆に言うと「勤務時間」は異様に長くなりますけどね。
下手をすると朝は7時前から、夜は夜で8時過ぎまでPCの前に座っているので・・・。
だから、仕事もはかどると言えば、大いにはかどる。もっとも、ひたすら原稿を書きまくると言うか、キーボードを叩きまくる筆者の姿はハタからみたら異様だろうけど(笑)。

一方で、在宅勤務だとやっぱり生活にメリハリがなくなる。それは難点。
筆者はパジャマではなくスウェットかジャージで寝ているのだが、外出しないと着替えずに一日中そのままの格好ということもあるし。また、筆者は一人暮らしなので昼食もね、カップラーメンとか質素なものになることがしばしば。健康と言うか栄養面からもお奨めは出来ません(だれに?)。

しかし、ね。
よくよく考えてみると、毎日はともかくとして、在宅勤務が出来る仕事というのはある意味で楽だなぁと思わなくはない。たとえば、弊社【馬車馬】の本業は技術者で、会社では「怪しい薬品を多用して」化学実験を行う毎日だという。まさか、ヤツなどは在宅勤務をするというわけにいかないだろうからね。
筆者なんて、先日インフルエンザに罹患したけど、なんとかかんとか自宅で仕事がこなせたものなぁ。

と言うことで、在宅勤務にはいい面もあれば悪い面もある、ある意味では当たり前だけど。ただ、自宅で仕事をしても粗大ゴミ扱い、邪魔者扱いする人がいない、ってことはなんとなく幸せかなと思う今日このごろ・・・。
これだけは独身でよかったと思うことかな(笑)。

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::: 05/03/24(木)   「掲示板設置と荒らし」   【鹿の角】 :::

2005/03/24

最近いただいたメールの中に、「(弊社HPには)どうして掲示板を置いていないのですか」−−といった内容のものがあった。
確かに現在の弊社HPだと、こちら側から情報を一方的に出しているだけで、受け手側からそれに答えるスベはない(メールで返信するって手はありますけど・・・)。

最近は個人を含めて金融関係のHPがたくさん開設されており、掲示板でなく日記などでもプログと呼ばれるタイプのコメントをつけられるものが人気だ。時代はやはり双方向なのだろう。
筆者も「双方向」を目標にはしているのだが、如何せん「荒らし」という存在が怖くて掲示板の設置にはなかなか踏み切れない。正直なところ、設置にはまだ消極的と言って良いかも知れない。

実際、知人の幾人かに尋ねても「掲示板は管理が大変だ」とみんなが異口同音にいう。
「登録制で」などといった案もあるにはあるので、「鋭意検討中」と言う政治家の答弁のような回答で御勘弁願いたい。

ただ、いつも思うことなのだが、「荒らし」っていう行為はいったい何が楽しいのだろう?みんなの邪魔や嫌がらせをすることが楽しいのかな?
どちらにしても、筆者にはまったく判らない感情なんですけどね・・・。

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::: 05/03/23(水)   「なにを買おうか・・・」   【鹿の角】 :::

2005/03/23

筆者は自称「アウトドア系のオタク」だ。休日、自宅に居ることをあまり好まない。
埼玉の田舎に住んでいることもあり、外出にクルマは欠かせないアイテムで、筆者などは土日しか基本的に運転しないけれども、それでも月に約1千キロ、年間で1万キロから1万2千キロぐらいは走るだろうか。

そのため、ってことはないが若い頃はクルマにも並々ならぬ関心があった。いまは、さすがに関心が薄れてはいるが、それでもやはりクルマ好きといって間違いはないと思う。
もっとも、筆者のクルマ好きは「運転好き」であり、掃除や洗車は大嫌い。つい最近も半年振りに車を洗車したら、ボディの色の艶やかさに愕然としたぐらいですから(笑)。

ともかく、一口に「クルマ好き」って言っても、色々といますからねぇ。例えば、筆者の後輩にはワーゲンの「カルマン・ギア」を買ってニコニコしているヤツがいるけど、筆者には理解不能。あんなオンボロの骨董品、年中オーバーヒートするクルマの一体どこが良いと言うのだろう?
そう言えば、書いていて思い出したけど、学生時代の先輩某氏から来た今年の年賀状は夕日をバックに土手へ駐車している「スバル360」だったなぁ。あれ、どう見ても自分のクルマだよねぇ。ワザワザ不便なクルマに買い換えたのだろうか。

さて、そんな筆者だが、少し前の当欄で報じたようにごく最近クルマをぶつけられた。傷自体はたいしたことがないけれど、もう7年強、8万キロ以上乗っていることと併せ、そろそろ買い換えようかと思い始めた。
そこで色々とパンフレットなどを取り寄せ始めているが、どうにも「帯に短しタスキに長し」−−。いいクルマが見当たらない。

いや、正確にはいいクルマはあるけれど、そうしたものは総じて高い(笑)。知人のディーラーの一人は、最近ワーゲンの「トゥアレグ」を買ったようだが、あれもなにげ高いんだよねぇ。下手するとBMWなどの同系種より高いでしょ。筆者の収入では手が出ない。
う〜ん、何にしようかな・・・。
買い換える気持ちはあるけど、迷っているウチに時は経ち、来年もまた同じクルマに乗っている、なんてことになるのかも知れないような気もするな(笑)。

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::: 05/03/22(火)   「守秘義務」   【鹿の角】 :::

2005/03/22

これまで目立った症状が出ていなかった花粉症ですが、ここ数日はヒドイです。やっぱり筆者は鈍感なのか、ヒトよりだいぶ遅れて発症しましたね。鼻とか目とかはまぁ仕方ないけど、問題は頭がボーッとすること。とくに薬を飲むと。
仕事にもモロに影響しますからね。まったく参ったなぁ・・・・・・。

ところで、これは決して筆者の仕事に限ったことではないけれど、仕事を行なっていく過程で知りえた秘密を外部に漏らしてはいけない「守秘義務」というものがある。

「これは、【鹿の角】さんだけに話をすることだから、他では絶対に言わないで」−−などといった惹句を100%鵜呑みにしているわけでもないけれど、そんな文句で話をされるとなんとはなしに嬉しくなってしまうのだから、人間とは現金なものだ。それとも、わたしが単純なだけなのか(笑)。

ともかく、様々なところに営業や取材で出掛けることから、そうした「ナイショ話」を聞くケースが少なくない。・・・と書いているそばから、色々と思い出してツイツイ書いてしまいたくなるのだが、それをジッと我慢することも記者にとっては大事な素養と言えるだろう。
しかし、ホントに面白いというか、興味深い話が多いんですよねぇ〜。書けない話って(苦笑)。書いたものより10倍は面白いですね、少なくとも。

そんななか、スタッフなどに聞いたところ、最近の筆者はどうやら独り言が多いらしい。なにやらブツブツと呟いているらしいのだが、本人はまったくの無意識だ。
だが自己分析をすると、さながら「王様の耳はロバの耳」−−と叫びたいけど叫べない葛藤、床屋の心境に近いものがあるのかも知れない。

いずれにしても、これじゃあカラダというか精神状態に良くないよなぁ。でも、まさか大っぴらに人へ言うわけにもいかないし・・・。
どうも、ここしばらくはそんな狭間でちょっと悩んでいる筆者なのでした。

P.S. だから、休日はスキーに行ったりしてストレスを発散しているのですよ。そうしないとカラダが持ちませんから、と誰に対してでもなく弁解を言っておこうか(笑)。

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::: 05/03/18(金)   「売れる金融関係本、とは?」   【鹿の角】 :::

2005/03/18

昨日取材先で聞いた、「本」についての話を。ここのところ、本絡みの話がとても多いのですけどね。「またかよ〜」−−などと言わないように(笑)。

当欄などで何回かレポートしているように、筆者は読書が大好きだ。年間には平均で120冊ぐらい読むだろうか。埼玉の田舎から東京へ仕事で出るまでの電車の中で読むだけで、それぐらいはユックリいく。
もっとも、ひとつだけ抗弁しておくと仕事関係、つまり金融や為替の本はほとんど読みません。贈呈などでいただいたものは別ですがワザワザ買ってまでは・・・(笑)。読む本の8割方は推理小説ですね。それも、古式ゆかしき、「本格」と呼ばれるタイプの。

そのため、業界関係の本に関する事情は無知に近い。あぁ、そういえば最近でも先月の4日でしたっけ、弊社HPの日記で見事な馬鹿っぷりを曝したことがありましたっけ(恥)。

ところで、今回聞いた話とは、業界関係で版を重ねるベストセラーが幾つかあるのだが、その多くには共通項があると言う。判る方はいらっしゃるだろうか?

筆者はまず為替ではなく、株関係だろうと当たりをつけた。これそのものは正解らしい。自分が携わっている業界のことなので言い難いが、為替はまだマイナーなのか。やはり取り組む人数というか、両者の認知度にも雲泥の差があるようだ。
ただ、それとは別の「売れる共通項」があるという。
「必ず儲かる」や「サルでもわかる」「資産を10倍にする」――など扇情的なタイトルをつける、と考えた方、惜しいです。でも、そこからさらにもう一歩、発想の飛躍が欲しい(笑)。

実は・・・と別にしゃちほこばることもないのだが、男性が書いたものよりも女性の書いたものが売れ易いらしい。それも、若くてかつ綺麗であれば、言うことなく完璧だとか(笑)。
それって、世の中にスケベエな男が多いってことを暗示しているのか、それとも単に編集者の嗜好で言っているのか良く判らないが、ともかくそういう話だ。ちなみに、「何故か」については判っていないらしい。

・・・・・・と言うことで、周りを振り返ってみるとね。いるじゃないですか、適任者が!
『FOOREX』でやっぱりエッセイを書いている朝倉さん、いかがですか?書く気があるなら、印税の2割バックぐらいで筆者がプロデュースしてあげても良いですぞよ(笑)。

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::: 05/03/17(木)   「今どきの子ども」   【鹿の角】 :::

2005/03/17

・・・っていうタイトルにしたけど、これって著作権には引っ掛かりませんよね?でも、玖保キリコさんスイマセン−−って一応謝っておきましょうか。

ところで、当欄にたびたび登場する筆者の姪が今月15日に中学校を無事卒業した。ある意味でのオジバカであることを自覚している筆者だが、さすがに卒業式に参加することはなく、その日はキチンと事務所にて仕事をしておりました。

しかし、卒業式の日なので「奮発して夕食ぐらい御馳走してやるか」と思い、夕方になり姉貴に電話をするとアッサリ、「いま出かけている。今日は夕飯いらないって。帰りもきっと遅くなると思うよ」。
何故よ?と不思議に思って尋ねると、「打ち上げ」と称してボウリング、カラオケとハシゴして、最後ファミレスでメシを食い友達とダベってくる日程らしい。

中学生(といっても卒業はした)がそんなことしていいのか、という疑問も頭に浮かんだけれど、姉貴に言わせると先生もこの日だけは黙認だそうだ。
う〜ん、しかしなぁ・・・。相手はまだ子どもだぞ。

なんて書いてものを改めて読み直したら、かなり厳格な、イヤなタイプのおじさんですなぁ。こらぁ、嫌われるね(笑)。
【馬車馬】も、「姪っ子にそれだけウルサイってことは、【鹿の角】が結婚して自分の娘でも生まれたらきっと大変だな」−−などといって苦笑いしてました・・・。

えぇ、どうせそうでしょうよ。みんなで大いに馬鹿にしてください。
でも、「日本の風紀を守る」こんな頑固オヤジが一人ぐらいいても良いと自分では思ってますけどね。

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::: 05/03/16(水)   「誤字・脱字」   【鹿の角】 :::

2005/03/16

筆者のような文章を書く仕事をやっていると、どうしても避けて通れないのが「誤字」「脱字」というものだ。目を皿のようにして、3度4度と見直ししても、必ず1、2ヶ所はのちのち「あぁ〜」と叫ぶところが出てくる。

そんな誤字や脱字と正確には異なるけれど、『日本漢字能力検定協会』による「変換ミスコンテスト」はとても面白く、筆者は大好きだ。たまに、気分転換で同会ウェブを訪れては楽しませてもらっています。
先ごろまで第7回のエントリーをやっていたけど、なかなか面白いのがありましたなぁ。「誤;損な子といわれても」−−なんて、個人的にはツボですね(笑)。

ちなみに、この文章の文頭で書いた単語「書く仕事」ですが、筆者のPCは最初「隠し事」と変換しました。頭が良いのか悪いのか、う〜ん、微妙に当たっているようなところがなんとも・・・(笑)。

しかし、誤字や脱字ってヤツは不思議なことに、自分の原稿は気が付かないクセに人の原稿はスグに判るっていう特性がある。何故なのだろう?単に、筆者の性格が悪いと言うことなのか(笑)。
割合に最近の話をすれば、ある方のマジメな文章で「羹に懲りて茄子を吹く」との表記を見て、大笑いしたことがある。どこが間違いか判りますよね?いくらなんでも、ナスは吹くものじゃないだろ。

でもね。そんな他人の行動を笑っていると、そのうち必ず自分に跳ね返ってくるのさ。くわばら、くわばら。
・・・と今回は自戒を込めて、少しノスタルジックな雰囲気で〆させてもらいしょうか。

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::: 05/03/15(火)   「もっとも大事なタイトル」   【鹿の角】 :::

2005/03/15

以下の話は書こうかどうか、かなり迷ったものなのだが、「記者」という人種の思考が良く判ってもらえることだと思うので、やっぱり書いておこう。

筆者は先日某社で大ゲンカをした。と言っても、別に殴りあったりしたわけではないが。ともかく、応接室での雰囲気がかなり緊迫したというか、張り詰めたものになったことだけは間違いない。
ちなみに、ケンカになったキッカケは、筆者の提供しているレポートのメインタイトルが改変されていたことだった。それも、字数が多くて1、2字削られたというようなことではなく、まるで違うものに変更されていたのだ。

・・・と書くと、「なんだ。そんな些細なことか」などと思われる方がきっといるに違いない。実際、某社の方も「タイトルを変えました。けれども文章の中身はまったく直していません」−−と少しも悪びれずに筆者に言った。
しかし、筆者のような「記者」という人種にとって、これは実に大変な出来事なのだ。

それは何故なのか?
一言で判り易くいえば、「タイトルとは書いた記者がもっとも伝えたいことであり、それがすべての結論である」からだ。

記事を書く際、人それぞれで色々な書き方をする。タイトルから順に書いていく人もいれば、本文から書く人もいる。筆者は後者のパターンなのだが、それはともかく、タイトルとはすべての結論であり、次に大事なことがサブタイトルや小見出しに、そしてそれらだけで説明し切れなかったことを詳しく解説したものが本文となる。

つまり、言ってみればタイトルさえ残っていれば、本文をいくら削られても手直しされてもそれは自分の原稿だが、逆にタイトルをまったく異なるものへと変更されるということは、自分の伝えたかった結論が変えられたに等しい。自分で導き出した「答え」と違う原稿−−それはもはや自分の書いたものではないとさえ言えるのかも知れない。

もっとも、この気持ちを一般の方に判ってくれ、ということは難しいのだろう。
しかし、校正というか手直ししたいときには連絡のひとつもして欲しい。それが礼儀でもあるように思うが、いかがだろうか。

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::: 05/03/14(月)   「またかよ・・・・・・」   【鹿の角】 :::

2005/03/14

今年の筆者は年明けから本当にウンがない。それも驚くほどだ。
何故かと言うことについて改めて指摘するのは面倒なので、興味のある方はぜひ年明け以降のバックナンバーを参考にして欲しい。読んだ方はきっと寄付でもしたくなると思いますよ。あまりに可哀想で(笑)。

そんななか、筆者は昨日日帰りでスキーに行った。筆者の「生態」を知っている人間はきっと驚くだろうが、実に3ヶ月ぶりのスキーだった。

あまりに間隔が空いたため、キチンと滑れるかどうか心配だったが、まぁなんとか怪我もなく滑れてホッとした。朝方ちょっと吹雪いたけど、天気もまずまずだったし。いやぁ、久々にスキーをやったけど、やっぱり良いもんですね・・・。

しかし、良かったのはここまで。
なんと帰り道、たいしたスピードではなかったけれど、後ろからクルマが追突されてしまった。そう、いわゆる「カマを掘られる」というヤツだ。
雪道から平地に降りてきてスグのことだから、相手ドライバーはきっと安心し、必要以上に気を許してしまったのかも知れない。若い人だったからね。

幸か不幸か怪我はないし、クルマもまぁバンパーに多少傷が付いたという程度。わたしのクルマ、ボロだけどその分丈夫なんです(笑)。
とは言え、久々のスキーをスゴク楽しく過ごせ、気分よく帰るつもりが、もうガッカリ・・・。

ともかく、このウンのなさは何故なのだろう?
マジでお祓いにでも行きましょうかね??
そんな訳で今日もちょっと気分がブルーなのでした・・・(涙)。

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::: 05/03/11(金)   「日経新聞の連載小説」   【鹿の角】 :::

2005/03/11

ここ1ヶ月ほどはホントに「小説ネタ」が多いなぁ・・・。今回もそう。興味のない方は読み飛ばしてくださいね。

先日、知人である某ディーラーと面談したときの話。
筆者と会うなり、ディーラー氏が「【鹿の角】さん、またまた楽しくなってきたねぇ〜」−−などと喜色満面の笑みを浮かべて言うのだ。

いったいなんの話だろう、と思った筆者は「はぁ・・・」と間の抜けた返事しか出来なかったのだが、さすがにそれが伝わったのだろう。ディーラー氏は照れ笑いを浮かべながら、「イヤだなぁ。日経新聞の朝刊に連載されている小説のことだよ。読んでないの?」−−。

まことに申し訳ない。一回も読んだことがありませんし、誰が書いているのかも知りません・・・。関心がないから・・・。
と言うことで、アポイントから退散後、改めて日経新聞の最終面を振り返って見たが、なるほど渡辺淳一さんの小説「愛の流刑地」かぁ〜。その日だけでなく数日間遡ってみたが、確かにスゴイことになっている。しかし、いいのか。これを日経新聞で連載などしても(笑)。

筆者は本、小説の類も結構読むと自負しており、ある意味でジャンルは問わないのだが、そのなかでたった一つだけ苦手なものがある。
それは、いわゆる純文学というヤツで、40年近く生きてきたなかでおそらく片手も読んではいないだろう。もちろん、渡辺さんの本は一冊も読んだことがありません。
また、その関連で言えば、直木賞はまだいいけど芥川賞はまったく読む気にならんですね。大ヒットした綿矢なにがしの「蹴りたい背中」とか。「アウト・オブ・ガンチュー」。その代わり、SF作家である田中啓文さんの書いた「蹴りたい田中」(ハヤカワ文庫)は去年読みましたけどね(笑)。

しかし、改めて周りを見渡すと、実はこの渡辺淳一さんの連載小説は人気が非常に高いです。少なくとも、筆者の知人の為替ディーラーなど市場関係者はかなりの割合でキッチリ読んでいました。既読率はおおよそ90%。
むむむ。やっぱり、これは読まなくちゃいけないかなぁ。話題についていけないし。でも、もう100回以上終わっているんだよなぁ。いまからまとめて読むのも面倒だし、誰か筆者にアラスジだけでもレクチャーしてくれませんか(笑)。お願いします。

P.S. あとで別の市場関係者に聞いたら、いまは『愛ルケ』という言葉・用語まであるらしいですね。イヤハヤなんとも・・・・・・。

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::: 05/03/10(木)   「ヤラレタ・・・」   【鹿の角】 :::

2005/03/10

筆者は以前から何度かレポートしているように、サッカーが大好きでJリーグでは鹿島アントラーズのサポーターをやっている。

そうした状況下、今週はじめ『ハーベストフューチャーズ』が驚くような発表を行なった。ご存知の方がほとんどだろうと思うけれど、「東京ヴェルディと練習着スポンサー契約を締結した」との報道がそれだ。

う〜ん、サッカーに興味があるのなら、『ハーベストフューチャーズ』には是非とも鹿島のスポンサーをやって欲しかった。とても残念でならない・・・。
もし、他社でも興味のあるところがあれば筆者までご一報ください(笑)。鹿島の場合には、練習着どころか試合用パンツもロゴが入ってなく空いていますからね。担当者の皆さん、狙い目ですよ!

ところで、それについてヴェルディのウェブサイトを見たのだが、違う意味でちょっと興味をそそられてしまった。それは『ハーベストフューチャーズ』についての事業内容で、そこにはこう書かれていたからだ。
「上場商品の売買と受託業務、外国為替取引」

この表記に違和感を覚えたのは、果たして筆者だけであろうか?「上場商品」って、なんだよ・・・と。
そう。普通は「商品先物」ですよね。違いますか?でも、そうは書けないなんらかの理由があるってことなのか?

単にイメージってことなのかな・・・。よく判らないけど。
もし、そうだとすると、色々と事件もあるし悪評もそこここで言われているけど、「外国為替取引」は一応堂々と表に看板として出せるだけ、まだ良いのかも知れないね。

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::: 05/03/09(水)   「赤報隊」   【鹿の角】 :::

2005/03/09

ここのところ、本絡みの話題が多いのは気のせいか?
ちなみに本日もです。

今年の4月に新潮社から「赤報隊」に関する本が文庫落ちすると聞いた。
筆者は、実は「赤報隊」にかなり興味を持っており、とくに隊長の相楽総三は大好きな人物のひとりと言ってよい。

・・・と言うことで、新潮社の本に多大なる期待をしていたのだが、よくよく見ると著者はノンフィクションライターの一橋文哉氏。とすると、もしかして筆者の好きな幕末維新の「赤報隊」ではなく、15年ほど前でしたっけ。「赤報隊」と名乗る集団に朝日新聞が襲撃された事件の話ですか???なんだぁ〜、ガッカリ・・・。

今回の話を「肴」に数人の友人と酒を飲んだのだが、みんな驚くほど維新の「赤報隊」を知らないんですね。「セキ包帯」−−って、なんで風邪に包帯が必要なんだよ、友人N(笑)!とは言え、我が友だけが特別無知ということではないと思う・・・・・・と苦しいフォローをしておこうか(笑)。
まぁ、筆者も学校などで教えてもらった覚えはないので、ある意味では仕方ないけど、私見では明治維新を語る上では絶対に欠かせないエピソードだと思う(あとで別筋から聞いた話だと、かつて教科書に乗せようとして検定でクレームをつけられた先があるとか。どうして??)。

以下は以前にも書いた話と重複するけれど、こうした「赤報隊」のようなものこそ大河ドラマとか、正月恒例のテレビ東京10時間時代劇などで是非とも取り上げて欲しい。最近、邦画は時代劇ブームなので、映画っていう手もあるか。
いずれにしても、骨太かつ人間味のあるものになると思うけどなぁ〜。

P.S. 維新の「赤報隊」について興味をもたれた方は、長谷川伸さんの書いた小説『相楽総三とその同士』を一読されるとよいと思います。ただ、これって絶版だったかも?なにせ古い本だから。

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::: 05/03/08(火)   「オヤジ臭」   【鹿の角】 :::

2005/03/08

そういえばスッカリ書くことを忘れていたが、筆者の姪は見事志望校に合格した。両親ともどもホッとしている。次は卒業式・・・だね。本当に良かった。

ところで、その姪に「合格祝いになにが欲しい?」って聞いたら、「たくさんあるけど一つはジャージ」と言われた。
若い女の子がジャージ??って思っていたら、なんでも最近はあるドラマの影響からジャージに人気があるらしい。テレビをあまり見ない筆者は、そんなことも知らなかった。

どんなのが好みなのだろう、色もピンクとか可愛いものなのかしらん?と思ったのだが、姪はアッサリと筆者が自宅で普通に着ている色ならびにタイプが良いという。
となると、色はクロもしくはグレー系のちょっと地味目のジャージ。そんなので良いのか?

そうなると、少し前に買ったけど何故か一度しか袖を通していないグレーのチャンピオンのジャージがあったはず・・・。幸か不幸か、姪は私とほとんど身長が変わらない。悔しいことに脚は姪の方が長いけど(笑)。
ともかく、その着ていないジャージをまず姪にあげることにした。一応メンズの商品ではあるので、イヤだったら返せよ、と。

・・・というのが3日ほど前の話。
昨日、たまたま会う用事があったので、姪にジャージの話をしたら、まだ袖を通していないと言う。何故?
「だってもらったあと、家に帰ってまず洗濯したから」−−。
??一度しか着てないし、キチンと洗濯して渡したハズだぜ・・・。と言うと、「でもイヤだ。オヤジ臭が染み付いていそうで」。

なっ、なんだとう〜!
まだ30歳代の筆者のことを、言うに事欠いて「オヤジ」だとう!!
精神年齢はまだ5歳なのに(笑)。

自分の娘に言われるとショックの父親が多いようだけど、姪に言われもショックですねぇ〜。その日は悔しくて眠れなかった筆者なのでした・・・(涙)。

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::: 05/03/07(月)   「花粉症・・・Part2」   【鹿の角】 :::

2005/03/07

筆者は花粉症だが今年はまだ症状が出ていない、−−などと先週の当欄で書いたことは覚えておいでだろうか。

その後も大枠では変化がないのだが、その一方で実はここ数日メチャメチャ体調が悪い。症状は先ず微熱、そしてセキ、鼻づまり、体のダルさ、頭痛など。
表面に現れる症状から、また風邪でも引いたかしらん?先週末には雪も降ったしなぁ〜。と思っていたら、ある人から「それって風邪ではなく花粉症かも知れませんよ」と言われてビックリ!

えっ、セキが出たり、頭痛になったり、微熱が出たりっていう花粉症の症状があるんですか???逆に、くしゃみはまったくといいほど出ないのですが。目もさほど痒くないし。

ともかく、そんなこと全然知らなかったし、そんな症状が出ることも過去になく今年が初めてなんですよねぇ〜。
ともかく、風邪ではなく花粉症だとすると、このままの状態で今後数ヶ月過ごさなきゃいけないんですか?それって、きっと地獄だと思う(泣)。

やっぱり、花粉症に罹っていない【TOKI】に仕事を任せるしかないかな(笑)。冗談ではなく、本気で東京から避難しようかなと考えている筆者なのでした・・・・・・。

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::: 05/03/04(金)   「ホリえもん」   【鹿の角】 :::

2005/03/04

昨日、知人のある著名ストラテジストと会ったときの話。
本題の話・取材が一段落し、ちょっとした雑談になった。そのなかで、「ところで【鹿の角】さんはライブドア絡みの報道について、どう思っているの?」と聞かれた。

筆者は本業のレターはもちろん、当コラムなどでも敢えて触れることをしてこなかったのだが、ライブドア報道について実は言いたいことがヤマほどあるのだ。
そのため、勢い込んで「あれは完全に弱いものイジメでしょ。いつぞやのサンデープロジェクトはご覧になりました?あと日テレで深夜にやったニュースも。それぞれ本当にヒドくて、堀江社長に失礼もいいところでしたよね・・・」などと一気呵成に喋ると、筆者の熱さに反してストラテジスト氏は完全にシラケている。

うん??なにか気に障るようなことを言ったかしらん?それとも氏はもしかしてフジテレビ派だったのか、ヤバイかな?−−などと少ない脳みそで考え、少しずつトーンを弱めていき話を終えた。
筆者の話が終わったあと、氏は「なるほどねぇ〜」と言ったきり。

話の継ぎ穂がなくなってしまった筆者は、「まぁ私はシロウトなりに、そんなふうに思っているのですが、○○さんはライブドア問題をどう考えていますか?」。すると、「いや、あの報道はどう見てもオカシイでしょ」と一言。
ふむふむ。それなら、筆者と同じ意見じゃん。と思ったのだが、氏は私を見てニヤリと笑ったあと続けて「堀江社長のことをホリエモンって報道しているよね。実際、スポーツ紙とか週刊誌などのタイトルでもよく使われている。でもさ、ホリエモンって明らかに“ドラえもん”からきているんでしょ。するとホリエモンはおかしくない?やっぱり“ホリえもん”って、表記しないと」−−。

あんたの「オカシイ」って話はそれかい!
なんだか、まともに、それも熱く語った自分自身が情けないよ(涙)。
きっと、初めから筆者をかつぐつもりだったんだろうなぁ〜。今になってみるとそう思う。チクショウめ!別の意味で、非常に悔しい思いをしながら取材先から帰った筆者なのだった・・・。このお返しは、あとで絶対にするからな(笑)!

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::: 05/03/03(木)   「ルパン生誕100年」   【鹿の角】 :::

2005/03/03

自他ともに認める「本格」推理小説好きの筆者がうかつにも先日初めて知ったのだが、今年は「ルパン生誕100年」に当たるそうだ。

調べてみると、なるほど作者のルブランによりルパンの第一作「アルセーヌ・ルパンの逮捕」が発表されたのは1905年のことだった。早いねぇ、もう100年も経つんだぁ〜。もっとも、日本ではルパン本人よりも、その「孫」の方がメジャーですけどね(笑)。

3世の話はともかく、初代ルパンと言えば「ジュブナイル(子供向け)」といった評価が一般的ではないかと思われる。確かに、筆者も幼少のころ、小学校の図書館にあった「813の謎」とか「奇岩城」とかを夢中で読みふけたクチですから。
余談だが、そのあたりが筆者にとっての読書の原体験であり、おそらくは推理小説好きになったキッカケであったのだろう。

ただ、「ジュブナイル」の評価が高い故か、ルパンを大人になって読むと言う方はかなり限定的であるようだ。
しかし、子供向けだと思って読まないのはもったいない!実はこれが滅法面白いんです。恋愛っぽい話もありの、社会ネタを絡めた話ありの、筆者好みの奇想トリックありの−−で。
生誕100年を機にどうでしょうね?ルパンに関する本でも、再読してみては?

P.S. ・・・と言う話を知人の推理小説好きに言ったら、「なに言っているんだ。だから『ポプラ社』からルパンの文庫全20巻が今年刊行されるだろう。知らないのか」−−と怒られてしまいました(苦笑)。1冊当たりにすると決して高いとは思わないけど、総計だと12600円ですか。むぅ〜。買うために、なにか節約しないとな(笑)。

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::: 05/03/02(水)   「花粉症」   【鹿の角】 :::

2005/03/02

筆者はそれほど程度が重くはないが、一応花粉症だ。

ご存知のように、今年の花粉飛散量(悲惨量?)は昨年の30倍とか言われており、筆者程度の症状でも戦々恐々としていたのだが、不思議なことに今年はまだ目立った影響を受けていない。まぁ、取材などで外出するときはマスクぐらいして出掛けますけどね。でも、逆に言えばそれだけで、薬も飲んではないし。あぁ、でも人に薦められてテンチャはだいぶ前から飲んでいますね。

ともかく、患者の皆さんはもうすでに鼻や目、ノドに影響が出ているのだろうか?実を言うと、筆者は「もしかしたら治ったのかも知れない」−−と内心ひそかにホクホクなのだが、世の中そんなに甘くはないだろう(笑)。自覚が出るのはこれからかな?なにせ、鈍感ですから(笑)。

ちなみに、筆者はオーソドックスなスギの花粉症だが、弊社の【馬車馬】はなんと「ぶたくさ」花粉症。そのため、この時期に「目が痒い」などの症状はないらしいのだが、夏から秋に掛けて大騒ぎをする。また、「ぶたくさ花粉症」の周りの認知が乏しいので、それも当人にとっては辛いことらしい。
加えて、スギと違って「ぶたくさ」は雑草ですからね。子供を連れて散歩に行ったりして、突然発症することもあるそうだ。難儀だねぇ〜。

わたしは冬から春に掛けて沖縄に避難するから、【馬車馬】も夏から秋に掛けてはどこか「ぶたくさ」のないところへ避難しなよ。大丈夫、仕事は【TOKI】が一人で頑張ってくれると思うから・・・。
なんだか、「そんなこと勝手に約束するなよ」って【TOKI】の恨み節が聞こえてきそうだな(笑)。

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::: 05/03/01(火)   「放浪探偵とニート」   【鹿の角】 :::

2005/03/01

「働く気のない若者」を専門用語でニートと呼ぶ。ニートについては、以前に当欄でも書いたことがあるので省略する。興味のある方はバッグナンバーを参考にされたい。

そんななか、あるマーケット関係者との話のなかでニートが話題となり、ひとしきり盛り上がった。
関係者いわく、「ニートって昔で言えば遊んで暮らせる“高等遊民”のことだよね。すると、明智小五郎や金田一耕助もニートになるのかな?」−−。

むむむ。そんなことを筆者は考えたこともなかったが、確かに言われてみると明智小五郎は最初に登場した「D坂の殺人事件」のとき定職にはついていなかったハズ。ニートと言ってよいのではなかろうか。これは金田一耕助もしかり。もっとも、両者ともその後正式に探偵として活躍(生活)するので、ずっとニートだったというわけではないが。

氏と別れたあと、ひとりで考えてみたが、推理小説に登場する名探偵はニート、もしくはそれに近い人物が少なくないようだ。
スグに思い立ったのは、筆者がもっとも好きな島田荘司さんの著作に登場する御手洗潔。いまでこそ大学教授だが、彼も長いあいだパートナーである石岡君のヒモのような生活をしていた。また、笠井潔さんによる矢吹駆もそう。正しくはまだ学生だが、かなりニート的なニュアンスがある。ほかにも、歌野晶午さんによる信濃譲二、麻耶雄嵩さんのメルカトル鮎−−など、定職についていない名探偵はなるほど結構いるものだ。

と言うことは、筆者がもっとも好む古式ゆかしき推理小説を支えているのは実はニートであるのかも知れない。それでは論理が飛躍し過ぎですか?(笑)

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