先日、仕事関係の方と会食した際、「韓国の暴挙は米国によって操られている」−−といった話をされた。 取り敢えず、なにも言わず聞いていた筆者ですけどね・・・・・・。
こういう話、面白半分に語るのは良いけれど、得意満面に本気モードで語る方がたまにいる。どう反応したら良いのか、本当に困ります。
で改めて考えてみると、日本人(に限らないのかも知れないけど)って、「陰謀論」が好きですよねぇ〜。いやホントに。
まぁ、筆者も歴史的なものに限っていえば、「信長を殺した明智光秀の背後には家康がいた」とか「坂本竜馬暗殺の黒幕は西郷隆盛率いる薩摩藩」「東洲斎写楽の正体は能役者・斎藤十郎兵衛」−−なんて話は大好きですけど・・・・・・。 ちょっと推理小説的な要素もあるし。
しかし、愚にもつかないような「陰謀論」は大嫌いだ。 そんな典型例は宇宙人に関するもので、あとはフリーメイソンの話ね。「米政府(あるいはNASA)は宇宙人の存在を隠している」とか、「アポロ11号、実は月面着陸していない」「フリーメイソンが世界を牛耳っている」−−といった類の話を信用する人はハッキリ言って馬鹿なんじゃないかって思います。
もっとも、先に記したなかのアポロ11号に関連して言うと、かなり古いアメリカ映画で『カプリコン1』っていうのがあるんですが、あれはムッチャ面白かったですねぇ・・・・・・。陰謀論の話でね。筆者が見た歴代映画のなかでベスト3に入る大傑作だと思います。 そのうちレンタルして、もう一度見よう・・・・・・。
とは言え、そこはやっぱり映画ですからね。現実とごっちゃにしてはいけません。
思うのだが、きっと良く判らない存在になんとか白黒つけたい場合、最後に登場するのが「陰謀論」って感じもします。話を面白くも出来るし。
つまり言ってみれば、江戸時代とかに妖怪や幽霊を信じていたのと同じ感覚なのでは? たとえば、「道をひとりで歩いているとき、突然足が切られて血が噴き出した」−−なんて怪異は説明がつけられないから、「それはカマイタチという妖怪の仕業じゃ」という話になったりした。どう考えても、先の宇宙人の話と根っこは同じなのでは?
筆者は科学が万能だと思っていないし、実際に政治の世界などでは「陰謀論」的な動きもあることを当事者に聞くこともある。
けどねぇ・・・・・・。まぁ、当たるも八卦当たらぬも八卦、ホドホドにしておいた方が無難だとは思いますよ。
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