以前に書いた記憶があるのだが、日曜日の午前中、自宅に居るときには仕事をしながら、「ワイドナショー」というテレビ番組を見ることが多い。
先日も、同番組をみていたのだが、のっけからどうも一般庶民と感覚の異なるような発言が多くて、ちょっと驚いてしまった。
巻頭の話題となったのは、日清のCM中止について。
ちなみに、ダウンタウンの松本さんをはじめ何故か(?)コメンテーター全員が矢口さんをかばう発言をしていたのも違うと思いましたし、吉本の小藪くんが太宰治など一部文学者を例に挙げ、「矢口批判を批判」していたのも違うと思いました。
小藪さん、わかったように「知ったか」で喋ると、知識の浅さを露呈して逆に笑われますよ?
また、坂上くんの言っていた「エッジのきいたCMが許されない時代」−−も違うのでは?
だって、そんなことを言ったら、実は筆者は大嫌いなんですが、auの三太郎シリーズとかだって、初期のころはなかなかエッジがきいていて、しかも好感度が高いCMなのでは??
要は題材と見せ方、そして演出の問題なんだけど、日清の場合にはそれがダメだったのだと思います。
そんななか、この話題のなかで、筆者が一番気になったのは、実はある調査会社(?)がまとめたアンケート結果の取り扱いについて。
ご覧になったという方は知っていると思うけど、街角(?)で1000人とかにアンケートした結果として、「約20%の人が不倫をしている」とか、そんな結果が出たということがまず紹介された。
それについて、松本さんが「本当は“した”のだが、アンケートでは“ない”と答えた人がきっといるはず。世の中の浮気している人はもっと多い。20%以上」と言っていたけれど、イヤイヤ違うでしょ。
というか、それってたぶん前提が間違っていると思いますよ。世の中の多く、大多数を占めるごくごく真っ当な人は、そんなアンケートに最初から回答しませんから(苦笑)。 つまり、比率はもっと、グッと少なくなるはずですよ。
なお、これって、今回の件に限りません。 「アンケートの盲点」というか、「アンケートのウソ」の部分であり、結構見落とされがちですが、キチンと考慮しなくてはいけない部分だと思いますね。
少し余談になりますが、だから選挙における事前調査と実際の投票結果が食い違ったものになったりするんですよ。専門用語で「スイングボード」っていいますけど、当初の調査で有力とされる候補が負けたりするのは、そのせいなので。
まぁ、芸能人同士傷を舐め合うように、かばうのも、そう思うのも本来は勝手ですが、それでも影響の大きいテレビを使った発言なので、100%無視は出来ないかな、と。
松本さんたちの「都合のイイ解釈」で自説を補強しようとすることにも、勉強不足の人はきっと騙されてしまうんだろうなぁ、と懸念しています。若い世代の子とか。
自戒を込めてですが、是非とももっともっと勉強しましょうね・・・・・・。
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