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::: 19/08/29(木)   「唯一のマイナス点」   【鹿の角】 :::

2019/08/31

日韓関係が過去最悪の状態になって久しい。

で、ユニクロやアサヒビールなど一部では、確かに韓国での売り上げ減が目に付く企業も観測されているけれど、まぁ、全体としての影響は「さほど大きくはない」と言ってよいと思う。

こんなことは、以前からなかばわかりきっていたことなのだが、先日ある専門家と話をするなかで、ただひとつだけ「想定外」ともいえるマイナス点があるのだそうだ。

わかる方はいますか?

答えは「観光客の減少」で、そう書くと「当然だろ!」って人は多いのだと思う。

もちろん、筆者も専門家も「韓国からの訪日客が減ること、そのものは想定内」なのだが、問題はそこじゃないのだ。

いったいどういうことなのか、というと、韓国の仁川空港がアジア最大のハブ空港であることの影響が出ているのだという。

つまり、金持ちというか自国などから直接便で日本に来る人には影響がないけれど、たとえばヨーロッパから格安航空会社LCCを使って日本に来る場合、仁川空港経由、仁川空港乗り継ぎになることも少なくない。

がしかし、仁川空港から羽田空港など日本行きの本数が少なくなっているため、結局、日本は来られず、ほかの国に行ってしまうということが増えはじめているのだそうだ。

うむむ。なるほど。それは、筆者的には100%想定外でしたね・・・・・・。

最初から来るつもりのない韓国人は一切来なくてイイけれど、日本に来たかったヨーロッパの人たちなどはぜひ来てほしかった。

う〜ん。こちらはなんとかならんかねぇ〜。簡単に対策は見つからない気もしますけど・・・・・・。


【鹿の角の本棚】 1908-12
「やっぱりミステリなふたり」(幻冬舎文庫) 著者・太田忠司
・「京堂景子シリーズ」の第3作。短編7作からできています。うん、なかなか面白かったかな。いつもながら、京堂景子さんの二面性がみていて楽しかったです。
けれど、あの二面性の一端を旦那である新太郎くんはみたことがあるわけでしょ?だって、自宅でも部下からの電話に出ると態度が一変するのだから。それについて、旦那はいったいどう思っているのだろう?筆者が新太郎くんの立場なら、奥さんの変貌に「ひきます」けどね。彼は、それすらも「カワイイ」とか思うのだろうか?(苦笑)

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::: 19/08/28(水)   「野球U-18」   【鹿の角】 :::

2019/08/28

韓国で30日から始まる野球のU18ワールドカップに臨む高校日本代表が、日韓関係の悪化を受けて現地入りの際に日の丸などが入っていないシャツを着ていた−−と話題になっている。

こうした措置について、批判がとても多いようだ。
たとえば、ネット記事によると、登山家の野口健さんなどは、かなり激昂していたという。

この考え、わかるというか、グゥの音もでないほどの正論なんですよ。

だけど、筆者は「今回に限り、仕方なかった」のではないかと思います・・・・・・。

だって、「そんな危険なところに行くべきではない」って言われても、ここにきて中止するんですか?

直前になって来日を中止、アチコチで顰蹙をかったカーリング韓国代表のようなことを、日本が逆にするの?そんなの絶対にしてはダメ。

もっと早くに、高野連が「行かない」と何故決めなかったのか、というのは確かですけどね。そう、高野連は悪い。元凶だ!!

そのうえで、結果として「行く」ことになったなら、危険を避ける措置をとるのは当然なのでは?これで、何かあったら、誰が責任をとるの?

話をしても、なかなか理解し合えない相手なんですよ?

しかも、こちらがプロなら、まだアレだけど、高校生ですからねぇ。万全の措置は仕方ないと考えますね、個人的には。


【鹿の角の本棚】 1908-12
「ブラッド・ブレイン2 〜闇探偵の暗躍〜」(講談社タイガ) 著者・小島正樹
・3ヵ月連続刊行されるシリーズ物の第2作。1作目で、なかなかイイ味を出していた刑務所所長がアッサリ殺されてしまうとか、ちょっと驚きでした。彼は、そのキャラからいってもっと引っ張る存在だと思っていたのに・・・・・・。
なお、最後の終わり方などをみると、一応一話完結で、今回の事件についての解決は示されているけれど、3作揃って1作って感じのようです。つまり、大団円はまだ先なのだと思います。これ、第1作を読んだときにもそう思いましたが、今回はますますそんな感じの終わり方でした。第1作と第2作を読んでいない人は、きっと第3作を読んでも意味がよくわからない気もしますので・・・・・・。

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::: 19/08/27(火)   「ラグビーWカップ」   【鹿の角】 :::

2019/08/27

先日、知人と話をしていて気が付いたんですが、来月から日本で始まる「ラグビーWカップ」って、一般的には盛り上がっているんですかね?

テレビなどでは、折につけ特番をやったりしているけれど、どうも認知度もいまひとつである気がするんですけど・・・・・・。

でも、「ラグビーWカップ」といえば、世界三大Wカップのひとつで、それが自国開催されるなんてホントに名誉なこと。筆者ぐらいの年齢の方は、きっと最初で最後の出来事になると思います。

ですから、時間がある方は、ぜひぜひ会場へ見に行きましょう!

かくゆう筆者も、まだ日程がキッチリ決まっているわけではないのですが、2試合ぐらい現地で見たいと計画を練っているところです。

仮に行くとすれば、現地観戦は大学のとき以来ですねぇ〜。

高校時代の友人が明治大に進学し、その応援に、正月見に行った記憶がいまでも鮮明に残っていますから(笑)。

いや、それにしても楽しみだなぁ〜。


【鹿の角の本棚】 1908-11
「シャルロットの憂鬱」(光文社文庫) 著者・近藤史恵
・犬好きの近藤さんらしい、ハートウォーミングなミステリー。きっと犬好きには堪らない内容ではないかと思いますよ。だって、基本的には猫派の筆者でさえ、「あぁ、犬も可愛いね」と唸ったぐらいですから(苦笑)。
同一主人公による短編集で非常に読みやすいうえ、人が死んだりする内容もないなど、もう子どもに読ませたいような内容でした。北海道の一部では、もう2学期が始まっているけれど、本州の多くはまだ夏休みだからな。読書感想文を書いたりするのに、ちょうどいいかもしれません。300ページもない薄い本で、負担にもならないと思うし。ちょっと人と違う本で、自己アピールをしたい人は、是非どうぞ・・・・・・。

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::: 19/08/26(月)   「自尊心・・・・・・って」   【鹿の角】 :::

2019/08/26

もう、あまりに馬鹿馬鹿しいので、韓国についての話は書くのを辞めようと思っていたのだが、先週末の記者会見があまりに酷かったので、いま一度だけ書いてみたい。

では、筆者が驚いた記者会見とは、いったいどんなものだったのだろう?

ご存知の方がほとんどだと思うけれど、それは韓国大統領府の金鉉宗国家安保室第2次長が発した日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄についての会見で、具体的には「我々の国家的自尊心を傷つけられた」−−ことを理由に挙げていたモノになる。

ちなみに、翌日だったかな?
日経新聞がコラムで、「安保より『自尊心』を選んだ文在寅政権の原点」としたうえで、「なぜ米国の反対を押し切ってまで協定破棄という道を選んだのか。金国家安保室第2次長の説明に驚かされた」−−と指摘していたが、まったく同感ですね。

理由になっていないというか、それを理由にするところがホントにスゴイと思います。仮にも、一国家でそんなことするんだ。記憶にある限り、初めての理由じゃないですかね、きっと・・・・・・。

まさに、理解不能の国。こんなところと、仲良くなんて出来るんですか?

もうホント、いい加減にした方がイイですよ。もちろん、個人的にイイ人、素晴らしい人も当然います。これは日本だって同じ。鳩山由紀夫とか、あんなのもいるんですから。

でも、もう国としての付き合いは辞めましょう。絶対にそれが正解だと思いますね。


【鹿の角の本棚】 1908-10
「再雇用されたら一ヵ月で地獄へと堕とされました」(双葉文庫) 著者・愛川晶
・オビに一応書いてあったけど、読んでみたら本当にエンタメ小説だったので逆にビックリ。「あっ、あの愛川さんが!?」と。読み進めながら、「誰か間違った作家さんの本を買ってしまったのだろうか?」−−と確認すること数回。それぐらい、既存の本との乖離幅が半端じゃなかったです。
ただ、最後の最後までエンタメ路線のみ。推理小説的な要素は一ミリもないのかと思っていたら、なるほど「あそこに伏線があったとは・・・・・・」。そう、つまり、最後の落としどころはやっぱり愛川さん。キチンと推理小説「風味」を残していましたね。疑ってスミマセン。推理小説好きにはモノ足りないですが、予想よりも面白かった、そう言っておきましょう。

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::: 19/08/23(金)   「ここまで馬鹿とは・・・・・・」   【鹿の角】 :::

2019/08/23

ご存知のように、韓国が「日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」の破棄を決定しました。

実は昨日、その時間帯、某所で仕事関係の打ち合わせをしていたんですが、電話が鳴った(マナーモードでしたが)ので、チョッとビックリ。あとで、電話を掛け直したら、仕事関係の知人で、話はこの件についてでした。ちなみに、だから第一報は知人の電話で初めて知った筆者です・・・・・・(苦笑)。

しかし、まぁ信じられないことをしますよね。

日本が大嫌いだということは百も承知だったけど、「まさか」です。高須クリニックの高須医院長が、「大丈夫か?韓国 アメリカに捨てられるよ」とツイッターに投稿したそうですが、100%同感ですね。

日本を怒らせてもイイんでしょうけど、米国を怒らせて大丈夫なんでしょうか?

ただ、いずれにしても、韓国が繰り出してくる策のほとんどは「猫パンチ」のようなもので、日本にとってあんまりダメージがないんですよね。「ホワイト国除外」もそうだし、今回の件もそう。

一部新聞で、そうした論調が書かれていましたが、困るのはむしろ韓国でしょ?ロクな軍事衛星もなく、北朝鮮がミサイルを発射してもどんなものなのか正確にはわからず、日本から情報をもらっていたぐらいですから。

それを「どうだ、参ったか!日本は困るだろ!」と力一杯アピールされてもねぇ。失笑にきたすというのは、まさにこうしたことを言うんだろうなって思います。


【鹿の角の本棚】 1908-09
「バチカン奇跡調査官 〜アダムの誘惑〜」(角川ホラー文庫) 著者・藤木稟
・「奇跡調査官シリーズ」の第15作。筆者が好きな作品は「本格推理」で、一番好きな作家は島田荘司さんだと常々公言しているけれど、実をいうとここ数年では、藤木稟さんと知念実希人さんの2人の書く作品が島田さんを上回っていると思っている。つまり、それぐらいお二人の作品はレベルが高く、面白い。筆者向きだし。
そんな藤木さんの最新作なので、つまらないハズはないのだが、いやぁ〜、想定していたハードルを楽々超えてきますね。いつも。今回も大満足でした。基本的には、最後の1行にしか登場しないけど、いつもながらの存在感を見せる某氏とか、カッコいいですよねぇ。ホントにさ。そうそう。もちろん「奇跡調査官シリーズ」もいいのですが、そろそろ「朱雀十五シリーズ」の新作も読みたいので、藤木さん、是非ご検討よろしくお願いいたします!!

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::: 19/08/22(木)   「アオリ運転」   【鹿の角】 :::

2019/08/22

愛知や静岡、茨城などで起こった「アオリ運転」が社会問題となっている。

これ、筆者は最初に聞いたとき、まったく別の話だと思ったら同一人物の仕業なんですね。愛知と静岡は隣接しているけど、茨城だけはちょっと離れているし、運転手はなかなかの行動力だよね・・・・・・。

この事件、まあ色々と言いたいこと、思うことがたくさんあるのだが、「アオリ運転」云々とは別に、不思議に思うことが幾つかある。

うちひとつは、今回の事件が代車のBMWで起こっているということで、それにともなうBMWの対応がいまひとつシックリこない。

確かに、BMWは今回の事件で評価を下げた面はあるだろうが、報道を見ていると、なんというか当然というか、仕方ないと思わなくもないですよ。ぶっちゃけ。

だって、そもそも論として、代車として借りた車を20日間も「借りパク」していたんでしょ?それがよくわからない。

もちろん、そのあいだに返却を求める電話などをしていたそうだが、逆に言えば、「それだけ」だったの?

筆者なら警察に通報しますけどね。だって、窃盗だと思うけどな。ホント、20日間も乗り逃げされたままなんて、「なんて我慢強いメーカーだなぁ」と思うもの。

そして、もうひとつわからないのは、返却時の対応だ。

報道によると、本人以外が返却したみたいなんだけど、まぁ、それはイイ。けれど、高速で事故って後ろが凹んでいるハズでしょ?

それについて普通なら、貸したメーカー側が、ぶつけた人間(=借り受けた人間)を糾弾、当然賠償請求するものだと思うんですが、報道を見ているとなんかウヤムヤなんだよね。

つまり、断定は出来ないけれど、報道を見る限り、BMW側もなんかちょっとおかしいように思うな。まぁ、捜査がもう少し進めば、わかることで、筆者の勘違いかも知れないけどね。


【鹿の角の本棚】 1908-08
「双蛇密室」(講談社文庫) 著者・早坂吝
・「エロミス」である「らいちシリーズ」第4弾。オビに「本邦初トリックに唖然」と書いてあったけど、うん、まぁ、確かに本邦初、いや世界初のトリックだったかも。ただ、現実味はどうなんですかね?筆者は、あまりそういうの気にしないんですが、今回ばかりはさすがにチョッと違和感を覚えましたので・・・・・・。
とは言え、いつもながらの「エロ」と「グロ」の融合が半端じゃないです。よく、「読み手を選ぶ小説」なんて言われるモノがありますが、早坂さんの小説はその典型でしょうな。別にカッコつけるわけではないけれど、筆者は下ネタがあまり得意でないから、なんというかどうしようかといつも思いながら、次の作品も結局買って読むということの繰り返しです。ツイツイ読まされてしまう、という意味では早坂さんってきっとスゴイ作家さんなのでしょう。そう思いますね・・・・・・。

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::: 19/08/21(水)   「いつになったら学ぶのか!?」   【鹿の角】 :::

2019/08/21

先日、日本勢として42年ぶりに渋野日向子さんが海外メジャーを制したと話題になった。

非常に明るい話題で、ゴルフをまったくしない筆者でも嬉しい限りです。

・・・・・・しかしながら、ネットニュースなどを見ていると、またもや悪い意味で筆者の懸念が現実化しそうで恐ろしい。

それは、たとえば次のようなニュースに示されている。

「マネジメント会社『ゾーン』は、各報道機関に対して取材の自粛を書面(8月16日付)で要請した」−−。

これ、当たり前の話なんじゃないの?

これまで、同様の必要以上の過熱報道をした結果、それまでは好意的だった人間が一転し、いわゆる「マスコミ嫌い」になったケースは少なくない。

サッカーでは中田英寿くんや本田圭佑、野球ではイチローくんなど枚挙に暇がないでしょ?

どうしてわからないのだろう?どうして過去から何も学ばないのだろう?

筆者は不思議で仕方がない。

渋野さんには、そんなことになってほしくないし、バスケの八村塁くんなんかも結構ヤバイ気がしますね。いつブチギレても不思議はないように思うので。

マスコミも、ホントにいい加減にした方がイイよ。

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::: 19/08/20(火)   「理不尽」   【鹿の角】 :::

2019/08/20

先日、地元でクルマを運転していると、それなりに人通りは多いのだが、信号のない横断歩道に出くわした。

で、よくみると、反対側におばあちゃんが立っており、渡りたそうにしていたので、筆者は手前でクルマを停車させた。

これ、当然ですね?道交法の規則どおりの行動ですから。

・・・・・・がしかし、肝心の反対側車線は、クルマが一向に止まる気配がない。

一車線だったこともあり、やがて筆者は、後続車から「なぜ止まっているだ!」とばかりに、クラクションを激しく鳴らされたのだが、これって「筆者が悪い」んですか??

理不尽じゃありませんか??

結局、一分後ぐらいに、反対側の車線でも筆者同様、一台のクルマが止まり、おばあちゃんは無事に道を渡れたのだが、ホントに、いまでも納得のいかない筆者です。腹立たしさもあるし。

もちろん、おばあちゃんは少しも悪くありません。それは確か。

悪いのは、交通ルールをもともと知らないのか、あるいは守らないのか知らないけど、ともかくドライバーでしょ?違いますか?

明日書くつもりでいるけれど、それでよく、例の「BMWのドライバー」に偉そうに文句を言えるよね?もっと、自分の行動を思い直した方が良くないですかね?いやホントに・・・・・・さ。


【鹿の角の本棚】 1908-07
「狩人の悪夢」(角川文庫) 著者・有栖川有栖
・久しぶりに読んだ「火村英生シリーズ」。やっぱりエエわ。ホンマにエエ・・・・・・。と、作品に感化される格好で、エセ関西弁にて感想をお届けしてみました(笑)。
今回の作品は従来と比べると、やや単純というかわかりやすい構図でしたけど、事件そのものは「何故か手首を切り取られた死体が2体」見つかるなど、横溝正史好きの筆者としては、もうそれだけで小躍りするような道具建て。読みながら、ニヤニヤしっぱなしでした。解決編も、珍しく(?)火村さんではなく、有栖川さんが頑張りましたが、それもまた楽しかったです。しかし、次回ぐらいにはお二人の浮いた話が聞いてみたいものですが、それは無理ってものなんですかねぇ・・・・・・。

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::: 19/08/19(月)   「チャンネルはそのまま」   【鹿の角】 :::

2019/08/19

タイトルに記した「チャンネルはそのまま」は、HTB開局50周年の記念ドラマ。

もともとは、佐々木倫子さんによるマンガだったようですが、珍しく地方局が独自のドラマとして制作した作品なのです。ちなみに、1本1時間で全5回シリーズでした。

これ、前々から見たかったんだけど、キー局のテレ朝は阿保だから、関東圏ではまったく放送する気配なし。

どうしようかなと思っていたら、先日神奈川のTVKが月曜日から金曜日まで一週間の帯で放送したのを忘れずにチェック、全部録画したのをようやく見終わりました。

いやぁ〜、面白かったです。下手な全国版のドラマより、よほど面白かったと思いますね。

主人公・雪丸花子を演じた芳根京子さんが、なんというか味のある演技をしていただけでなく、大泉洋さんをはじめとするチームナックス5人、鈴井貴之会長、オクラホマなども総出演。

そのほかでも、泉谷しげるさん、ももクロの百田さん、酒井敏也さん、東京03の3人などもチョイ役(?)で出演するなど豪華な出演陣。ホントに楽しかったです。

なかでも、本業はディレクターのはずなのに、藤やんが何故か準主役級で毎回出演。結構美味しいところをかっさらっていくという役どころでした(笑)。

「水曜どうでしょう」、それも藤やんのファンは必見、いや永久保存版の作品だったと思いますよ。

唯一(?)残念だったのは、HTBのホンマもんのアナウンサー、「おにぎりあたためますか」などに出演している高橋春花さんや室岡里美さんが、チョイ役ででたと聞いていたのに、まったく気が付かなかったこと(笑)。

それぐらい真剣にみてしまった、魅入ってしまったということなのでしょうか?(笑)

イヤ、でもホントによかったです。DVDの本体に録画を残していますから、少し時間をおいて、改めて「ムロハル」の2人を探しながら、ドラマを改めて見直してみたいと思います・・・・・・。

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::: 19/08/16(金)   「アンパンチ論争」   【鹿の角】 :::

2019/08/17

人気アニメ「アンパンマン」の「アンパンチ」で幼児が暴力的になる−−という論争が巻き起こっているようだ。

はぁ〜!?

筆者は、推理小説好き、それもかつて「バラバラの島田」と異名をとった島田荘司さんや横溝正史さんの作品のような猟奇的なモノが大好き。

そうしたなか、世の中、「宮崎勤事件」や「酒鬼薔薇聖斗事件」のような凶悪事件がおこるたびに、必ずスプラッタムービーや、島田さんの本などはやり玉に挙げられるのを許せなく思っている。

だって、それとこれは話が別ジャン。まるで関係ないですよ。スプラッタムービー好きな人は、全員猟奇的事件を起こしかねない犯罪予備軍ですか??

それすらも、腹立たしいのに、「アンパンチ」が暴力的って、本気で言っている人は病院に行った方が良いレベルだと思いますよ。正真正銘の馬鹿なのでは??

どんな人が言っているのか知らないけど、まぁ、少なくとも男性ではないのでしょうね。

だって、オトコなら、大なり小なり、子どものころに「ウルトラマン」や「仮面ライダー」、「○○戦隊」とかをみたことあるでしょ。マンガなら、「北斗の拳」とか「キン肉マン」とか、「JOJO」とかさ。

もう少し年配の方だって、「アトム」や「月光仮面」、「少年ジェット」、「鉄人28号」とか、みんな根っこは同じですよ。

そらぁ、確かに暴力シーンや戦闘シーンはありますよ。でも、「北斗の拳」を読んで、暴力的になりますか?

アニメの「ルパン三世」をみたら、みんな泥棒になりますか?ドラマの「必殺仕事人」をみたら、全員殺人者ですか?

違うでしょ?話が飛躍し過ぎだし、そんなことをいっているからダメなんですよ。

愛知県の大村さんや、津田さんもね。こうしたことにこそ、「不自由な表現展」で取り上げればよかったのに。「どうして、いまはモンペが多いのか」ってね。

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::: 19/08/15(木)   「世界最弱オセロ」   【鹿の角】 :::

2019/08/15

タイトルに記した「世界最弱オセロ」というものをご存じだろうか?

なかば余談づくけれど、ほとんどユーチューブってみたことがなかった筆者が、最近はまっているものがひとつあり、それが「クイズノック」だ。

TBSテレビの「東大王」などで活躍中の伊沢拓司くんが開設したチャンネルになります。

結構前からやっていたようで、1本5-10分の動画を遡って、毎日2本ぐらい少しずつ見るのを楽しみにしています・・・・・・。

そんな「クイズノック」で、先日(8月4日付)取り上げていたのが「世界最弱オセロ」。

初めて見ましたけど、あとで検索したら、なんだか大人気らしいですね。

「ワザと負けようと思っても、ほぼ負けることが出来ない」−−のだとか。もちろん(?)、伊沢くんたちも「勝って」しまってました・・・・・・。

う〜ん、あれは面白そう。筆者も是非やってみたいな。

ぶっちゃけ、筆者はオセロがあまり強くないので、逆にここで勝って自信をつけたいタイプかも。

もっとも、そういいながら、「世界最弱オセロ」にさえ負けてしまい、さらに自信を喪失するってことも、なくはないと思いますがね(笑)。


【鹿の角の本棚】 1908-06
「今昔百鬼拾遺 〜天狗〜」(新潮文庫) 著者・京極夏彦
・3ヵ月連続刊行された「今昔百鬼拾遺」シリーズの最終作。今回も探偵役は中禅寺敦子さんでした。
いやぁ〜、面白かった。第一作の「鬼」も、続く「河童」も面白かったけど、推理小説として一番出来が良かったのは今作なのでは?もっとも、逆に言えば妖怪度というか、「天狗」色(?)をあまり感じなかったのも今作でしたけど。不満はホントに少ないのですが、唯一あるとすれば、前回も書きましたが、筆者イチ押しのキャラ、榎木津大先生が登場しなかったことですね。もっとも、登場したら、内容的にはもっととっちらかって、良くわからない作品に仕上がっていたと思いますが(笑)。あぁ、しかし榎木津大先生の新作を早く読みたいものですね・・・・・・。

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::: 19/08/14(水)   「ヤクザの手法」   【鹿の角】 :::

2019/08/14

日韓関係が戦後最悪と言われる状況となっている。

筆者も、仕事上アチコチ独自に取材をしているけれど、確かにそうだなと思います。

ちなみに、一番韓国サイドが驚いているのは、「日本の頑なな姿勢」について。

これまでは、日本が強気に出ても、韓国がそれを上回る強気に出れば、スグに日和ったのに今回はいつまでたっても強気のまま−−と予想外の対応にとまどっている方が少なくないようです。「こんなはずじゃなかった」と。

さて、そんななかですが、韓国の対応もさることながら、朝日新聞とか日本の左派メディアも「戦術」を変えてきていることにお気づきだろうか?

一方、筆者は以前、「エリートヤクザ」と言われる人に取材をしたことがあるのだが、その際、敵対関係とのやり取りには幾つかの段階があるという話をされたことがある。

記憶に間違いがなければ、それは次の4つだ。

1・恫喝
2・懐柔
3・懇願(泣き落とし)
4・逆ギレ

で、先にも書いた「戦術」の変更により、いま第2段階から3段階に入ってきましたね。つまり、「懐柔」から「懇願」のレベルです。

第1段階の「恫喝」、執拗なほどの日本叩きがいまひとつ奏功せず、次の段階の「懐柔」に。お分かりだと思いますが、一応説明すると「日韓が良好な関係でないと、中露などに付け込まれる」−−なんて論調が「懐柔」です。

「まぁまぁ、そんなこと言わずに、仲良くしましょうや」という。

これも、なんだかパッとしないから、第3段階の「懇願」の話も最近の朝日や毎日新聞ではチラホラ。

一例を挙げると、韓国中央日報の記事だけど、「日本観光業界が悲鳴も『大阪訪れる韓国人30%以上急減』」−−などが、その典型になるでしょうね。

あとは日刊スポーツによる「日韓の政治のいがみ合い、『結局被害受けるのは国民』」とか。「仲が悪くて、イイことなんて、ひとつもないんですよ」と。

ともかく、もう筆者的には「キタキタ、ついにキタよ、この論調」と大興奮でした(笑)。

まぁ、だいぶ韓国が苦しんでいることの証左だとは思いますし、こうした「懇願」の論調はまだしばらく続くのでしょう。

イヤしかし、先にも書いたように、以前に取材で「エリートヤクザ」に聞いた話が、いまになって国際情勢を考えるうえで役に立つとはなぁ(苦笑)。ホントに人生って面白いものですね・・・・・・。


【鹿の角の本棚】 1908-05
「ブラッド・ブレイン 〜闇探偵の降臨〜」(講談社タイガ) 著者・小島正樹
・3ヵ月連続刊行の第一弾。以前にも書いたけれど、もう変わり種探偵というのはほぼ出尽くした感があり、目新しいモノを考えだすのもなかなか難しくなっている。だって、本当に「総理大臣が探偵」、「生まれたばかりの赤ちゃんが探偵」、「幽霊が探偵」、「人の座るイスが探偵」−−などなど、もうなんでもアリの世界ですから。そうしたなか、この作品のように「死刑囚が探偵」という設定はありそうでなかった、なかなか斬新なアイディアなのではないかと思いますね。
内容的には、次作があるということで、積み残しの謎があったのがチョッと気掛かりですが、まぁそのうち綺麗に解かれていくのでしょう。次の本も読むのを楽しみにしています!

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::: 19/08/13(火)   「表現の不自由展」   【鹿の角】 :::

2019/08/13

愛知で開催されていた「表現の不自由展・その後」が開幕3日で中止となり、話題となっている。

大村愛知県知事と河村名古屋市長だけでなく、大阪などほかの県知事も含めての場外戦、バトルにも発展しているようだ。

この話、筆者は中止するのが当然の帰結だと思うし、河村さんたちの意見を支持します。大村さんの言っていることは違うのでは?もちろん、プロデュースした津田某の話もね。

何故なら、本当に「表現の不自由」に切り込むなら、慰安婦や昭和天皇なぞに切り込むのではなく、世界的な絶対タブーである「ナチス」に切り込めばよかったのでは?

また、今回の展示会に参加していない人間が言うのはなんだけど、「表現の不自由」というからには、黒人の差別問題、たとえば「ちびくろサンボ」などが絶版にされている話も当然取り上げているんですよね?あれもおかしな話でしょ??

ともかく、前者である「ナチス」に関して言えば、よく覚えてないけれど、欅坂だか乃木坂だかのステージ衣装が、ナチスの軍服をイメージさせるものだとして、世界的に大炎上したことがかつてありましたよね?

筆者は、それをおかしいことだとまでは思わないし、炎上も当然だったと考えるけれど、今回のことと絡めれば、「大いなる表現の不自由」の典型的な事例にあたるのでは?

「ナチスの軍服」そのものなら当然問題だけど、「似ている」ってことだけで問題視されたのだから。

絶対に避けて通れない問題の「ナチス」をスルーしておいて、わかりやすい慰安婦とかでお茶を濁そうというあたりが嫌らしいし、ホントに汚い部分ですね。しかも、中止の決定について文句までつけるという、主催者の程度がしれる話だなぁ〜と思います。


【鹿の角の本棚】 1908-04
「キッドピストルズの醜態」(光文社文庫) 著者・山口雅也
・「待ってました!」のキッドピストルズ最新作。と言っても、まだ5作目なんですね。最初に読んでから、もう20年以上も経つのに・・・・・・。
山口さんってホントに寡作ですからねぇ。今回の本の奥付に著作一覧が掲載されていたのだが、それによるとデビューから今年が32年目で著作はわずか22作。オイオイ1年に1作も書いていないのかよ・・・・・・(しくしく)。綾辻行人さんとか、寡作の人も少なくないけれど、山口さんも大概だな。次作も、あまり期待せず、じっくりと待つつもりでいますから、その代わり是非ぜひ面白い作品をお願いします!!

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::: 19/08/09(金)   「北海道はでっかいどう」   【鹿の角】 :::

2019/08/09

先日、テレビを見ていたら、たまたま北海道についての話をやっていた。

そのなかで、「本土(=本州、東京など)の人たちは、北海道の広さがまったくわかっていない」−−という発言を聞いて、大きく首肯してしまった筆者なのでした。まさにその通り。

筆者も札幌に住んでいたとき、知人が「今度、函館に出張で行くんだけど、一緒に飲もう」と言われたときは、ビックリしましたよ。

だって、札幌と函館って300キロ以上あるんですけどね。確かに同じ道内だけど、東京−大阪間ぐらい離れている。

その距離で、「飲もう」とか言われてもねぇ。それも「平日の夜」に。翌日どうしろっちゅうねん(苦笑)。

そんな話は、自分だけでなく知り合いに聞いてもゴロゴロありますよ。もう、道民にとっては「あるある話」ですよね。

ちなみに、北海道がどのぐらい大きいのかというと、ホントに概算ですが、四国の4倍、九州の約2倍の大きさがあります。

これ、マメ知識ですが、知らない人に言うと、たいてい驚かれますね。「えっ!?そんなに大きいの!?」と。

また、これは道民でも知らない人が多いみたいですけど、現在ロシア領になってしまっている北方四島のひとつ、一番大きな択捉島は沖縄本島よりも、東京都よりも大きいんですよ。

だから(?)、ロシアが軍事基地を置くとかなんとか、そんな話になっているのです。

筆者は、仕事的なこともあってか地理的なことが好きだし、仕事机にも世界地図が置いてあり、たまにパラパラと確認したりもします。すると、面白い発見も多いので、皆さんも北海道を中心に、色々と関心をもってぜひぜひ調べてみてください!!

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::: 19/08/08(木)   「ご結婚おめでとうございます」   【鹿の角】 :::

2019/08/08

昨日、突如伝えられた小泉進次郎さんと、滝川クリステルさんの結婚は驚きでしたね。

スポーツ紙や週刊誌なども、ほぼノーマークだったみたいだし。

しかし、今年はなかなかの有名人・著名人の結婚が続きますねぇ。お笑いだと山ちゃんや春日くんが結婚したし、昨日も速水もこみちくんが平山あやさんと結婚したそうだし。

まぁ、おめでたいことで、いいことです!!

ただ、確かにおめでたいことなんだけど、テレビ、とくにワイドショーがそればっかり。一色になってしまうのは、どうなんだろう?

もうそろそろ、イイんじゃないかい?解放してあげようよ。

だから、日本のマスコミはダメなんです。「マスゴミ」なんて言われるんだよ・・・・・・。

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::: 19/08/07(水)   「防災体験」   【鹿の角】 :::

2019/08/07

先日、自治体班長の仕事の一環として、防災体験をしてきました。

ぶっちゃけ、行く前は「チト面倒くさそう」−−などと思っていたのですが、行ったら行ったでホントに楽しかったです。正味1時間強、初体験の連続でしたし。

夏休みシーズンということで、子ども連れというか、家族で来られている方も結構いらして・・・・・・。若干姦しかったけど、それも含めてとても楽しい経験でした。

ちなみに、体験できることは「放水体験」とか「風速30メートルの向かい風体験」などなど、ホントに色々とやらしてもらったんだけど、一番はやっぱり「地震体験」ですかねぇ。

お姉さんの説明もわかりやすくて、地震が大きく2つにわけられるっていうのは知識として一応知っていたんですが、「どこがどう違うのか」がよくわかりました。

なにせ、自分のカラダで、実地体験をしましたからね(苦笑)。

いやぁ〜、個人的には東日本大震災よりも、新潟中越地震の方が怖かったし、イヤでした。震度などは後者の方が小さいのですが。

ともかく、この体験施設、ありがたいことに市内にあり、しかも無料。一応予約はしたほうがイイらしいですが、空いていればいつでも入れるそうなので、また機会を設けて訪ねてみたいと思います。

関心のある方、是非とも筆者と一緒に行きましょう(笑)!!

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::: 19/08/06(火)   「やっぱり不安」   【鹿の角】 :::

2019/08/06

7月25日付で「一抹の不安」と題し、日本の韓輸出管理強化に若干の心配事があるという話を書いた。

その後も、日韓ともに色んな出来事があったのは、改めて指摘するまでもないけれど、海外報道を見たり、海外の人間と話をしたりすると、「やっぱり不安」というか、当時より不安が増殖している気がします・・・・・・。

そもそも論として、日本人に勘違いしている人がとても多いんだけど、世界的に見た場合、「正義は必ず勝つ」と言い切れない。これは絶対に覚えておく必要がある。と言うより、「最終的に悪が勝つ」というケースはとても多い。

実際、慰安婦問題がそうでしょ。100%とまではいわないけど、90%以上ウソの話が「真実の話」として世界に流布されてしまっているのですからね。

今回だって、普通に考えたら正義は日本にあるけれど、だから「勝てる」と考えるのは早計だ。それって、日本人の感覚だし、国内メディア報道にみられる特有の報道になる。

たとえば、夕刊フジとかね。彼らの書いていることは「正論」なんだけど、それだけでは「勝てません」。それは理解すべき。

しかし、海外情報を精査すると、韓国サイドの情報戦に日本は押されている感すら見受けられるんですよねぇ〜。まぁ、よくてイーブンというところ。少なくとも、日本が「勝っている」感じはまったくない。

ちなみに、そのひとつの理由は、お役所にあると筆者は思っている。とくに外務省。

韓国だけでなく中国やロシアなどに対しても、「反論するだけ少しはマシ」になったけれど、まだまだですよ。だって、反論の文書を日本語のみで出して、どれだけの効果があると思っているの?

最低でも英語版を出すのは当たり前でしょ?で、相手が韓国なら韓国語、ロシアならロシア語での反論もした方がイイのでは?違いますか?

どうして、そんな簡単なことが出来ないのか、あるいはわからないのか、筆者にはホントに謎です。目先だけでなく、今後何十年、何百年にも及ぶ国益についての問題なのだから、是非ともしっかりしてほしい、ホントにそう思いますね。


【鹿の角の本棚】 1908-03
「都立水商1年A組」(小学館文庫) 著者・室積光
・ドラマなどでも一世を風靡した「都立水商!」の続編。筆者は2006年に文庫を読み、同年の個人的長編賞の次点(大賞は宮部みゆき「模倣犯」)に押していた作品ですね。十数年ぶりの続編、新作だけど、いやぁ〜面白かったです。さすがに、最初に読んだときのような鮮烈な衝撃はなかったけれど、やっぱりこの設定が素晴らしいですよね。室積さんて、ホントにスゴイ!
しかし、それにしても、現実にはあり得ない設定だというのはわかっているけれど、これに近いような学校があってもイイとは思うなぁ。読み終わって、まずそう思った筆者なのです。農業や工業高校があるのだから、いまの時代、確かに「水商売」に特化した学校があってもね。不思議じゃないと思うけれど・・・・・・。

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::: 19/08/05(月)   「この世界の片隅に」   【鹿の角】 :::

2019/08/05

前々から見たかったのだが、市内のシアターで上映しないなど、諸事情あって劇場に見に行けなかった作品。それをNHKが地上波、ノーカット(?)で放映してくれたので、もう一気呵成に堪能しました。

正直、筆者は日本製の戦争物の映画があまり好きではありません。記憶に残る限り、たぶんそれは名作アニメ「火垂るの墓」にあったのではないかと思いますが。

あの作品、後日ビデオで買ったぐらい好きなんだけど、結局見るどころか一度も封を切らず。ビデオの時代なんかとうの昔に終わったいまでも、テレビ横の棚で眠っています・・・・・・。

そうした意味では、「この世界の片隅に」も見ていて辛く苦しい作品でした。

とくに、決してクサしているわけではないのだが、どんな状況になっても明るく前向きなすずさんの姿がちょっと怖く、なんというか一服のホラーを見ているようですらあり・・・・・・。

でも、それを踏まえてなお、いい作品でした。ホント、みてよかった。

しかし、のん(能年玲奈)さんは声だけでなく、映像でもぜひ見てみたいですねぇ。それも改めて思い起こされた作品だったと思います。

ぜひぜひ、いだてんで使ってよ、クドカンさん!!


【鹿の角の本棚】 1908-02
「みやこさわぎ」(創元推理文庫) 著者・西條奈加
・「お蔦さんの神楽坂日記」シリーズ第3弾。これ、何が好きかって言われると困るんだけど、何故か好きだという不思議なシリーズなんだよねぇ(苦笑)。
しかし、この本もそうだけど、最近(でもないか、ここ10年ぐらい?)はホントに女性作家の活躍が目覚ましい。宮部みゆきさんや若竹七海さん、近藤史恵さん、畠中恵さん、大崎梢さん、水木大海さん、加納朋子さん−−などなど。枚挙に暇がないですから。皆さん、ホントに面白い本を書くし。トータルすれば、男性作家よりレベルが高いと思いますよ。逆に言えば、ぜひぜひ男性作家に頑張っていただきたい、強くそう思う筆者なのでした・・・・・・。

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::: 19/08/02(金)   「ホワイト国からの除外」   【鹿の角】 :::

2019/08/02

本日、日本政府が閣議において、韓国を「ホワイト国」から除外する正式決定をした。

いやぁ〜、ついにやりましたね。

そういえば、「安倍さんが強硬だったのは選挙対策。選挙が終われば対韓圧力は弱まる」−−みたいな見通しを示していた韓国シンクタンクの研究員がいましたけど、お元気でお過ごしですか?(笑)

少し気になるのは、左寄りのメディア(と言っても朝日や毎日ではない。場合によっては海外メディアだったりもする)を使って、少し作為的な報道をしていることかな。

一例を挙げると、ロイターが最初に指摘した「米高官が仲介」報道。あれも、伝言ゲームのように、段々と趣旨が異なって報じられているし。当初のニュアンスと、その後ではかなり違いますよ。

報じる側、メディアサイドの気持ちが入り過ぎている気がしますね。

トランプ米大統領と安倍首相のあいだで、事前に綿密な話はされており、おおむね米国も了解済みのこと。そして、トランプさんも言っているように、彼の抱えている案件が多く、「どうしてオレが仲裁しなくちゃいけないんだ」っていう気持ちが確実にある。

自身に火の粉が飛んでくれば別だけど、それまでは基本静観。米国は「知らぬ顔の半兵衛」を決め込むことになると思います。


【鹿の角の本棚】 1908-01
「プラスマイナスゼロ」(ポプラ文庫) 著者・若竹七海
・奥付をみたら2010年に一度文庫として発売されているらしいのだが、調べたら持っていなかったので、今回の新装版を改めて購入した次第です。ノンシリーズなので、チェックをし忘れたのだろうか?
ともかく、なんというかほのぼの系のミステリといったらいいのか、面白かったですよ。テンコちゃんの不運すぎる描写とかがホント、目に浮かぶようで・・・・・・。ベタなんだけど、なかなかイイ味を出しておりました。若竹さんって、好きなんだけど、かなり寡作の人。できれば、頑張ってもう少し書いて欲しいなぁ〜、いやホントにさ。

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::: 19/08/01(木)   「下衆の勘繰り」   【鹿の角】 :::

2019/08/01

つい最近、仕事絡みでチョッと気になるニュースがあった。

それは、朝日新聞が報じた「トランプ米政権が、在日米軍駐留経費の日本側負担について、大幅な増額を日本政府に求めていたことがわかった」で、続けて「日本側に示した数字について、関係者の一人は『5倍』、別の関係者は『3倍以上』と述べた」と指摘している。

なお、この件について、菅官房長官がそののち記者会見で明確に否定していた。

ともかく、話がこれだけで終われば、とくに疑問もなかったのだが、筆者は仕事上色んなメディアの情報をみる。すると、実は朝日新聞報道の前に、韓国の中央日報が次のような報道を行っていたのだ。

「在韓米軍の駐留費をめぐり、米国が来年の韓国の負担額として今年の5倍以上となる50億ドル(約5400億円)を要求する方針を決めた」−−。

ん!?

韓国と日本の違いはあるけど、あとはそっくりじゃありませんか?

したがって、これについて下衆の勘繰りをすると、中央日報が報じた話が正しくて、それを後追いした朝日新聞が本来「対韓」だったものを「対日」に間違って報道したんじゃないですかね???

ただ、ひとつだけ朝日新聞を擁護すると、意図的にワザと間違った、誤報をだしたのではないとだけは思っていますが・・・・・・。

まぁ、真実はわからないけど、この件、朝日新聞の記事は珍しく記者の署名記事なんだよねぇ〜。つまり、誰が書いたのかはハッキリしている。

ちなみに、「ワシントン・土佐茂生、編集委員・牧野愛博」とあります。

ニュースソースを明かせとは言わないから、記事は「対日」の話で間違いがなかったのか、取り違いをしていた可能性はなかったのかだけでもハッキリさせてもいいと思いますよ。筆者はね。

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